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mps-setup

Windows システム、Linux システム、および macOS システムでコマンド ラインからサーバー環境を設定する

構文

mps-setup [mcrroot]

説明

mps-setup [mcrroot] は、MATLAB® Runtime の場所とサーバー インスタンスのその他の起動オプションを設定します。

mps-setup は、作成するすべてのサーバー インスタンスの MATLAB Runtime インスタンスへの既定のパスを設定します。これは、各サーバー インスタンスの main_config 構成ファイルの mcr-root プロパティを事前設定することと同等です。

mps-setup を実行する際に指定する MATLAB Runtime インスタンスの場所は、server_install_location/config/ フォルダーにある mcrroot ファイルに存在する可能性のある以前の値を上書きします。

ヒント

  • server_install_location/script フォルダーから mps-setup を実行します。または、script フォルダーをシステムの PATH 環境変数に追加して、システム上の任意のフォルダーから mps-setup を実行します。

  • 引数なしで mps-setup を実行すると、MATLAB Runtime インスタンスがシステム内で検索されます。これは MATLAB Production Server™ と共に使用できます。

  • mps-setup を実行する際は、引数として MATLAB Runtime へのパスを指定できます。この手法は、非対話形式 (サイレント) インストールに最適です。

  • ダッシュボードを使用してサーバー インスタンスを作成する前に、mps-setup を実行して、使用する既定の MATLAB Runtime インスタンスを指定できます。これは、スクリプトを使用してダッシュボードを起動する場合に便利なことがあります。通常、サーバー インスタンスを管理するには、コマンド ライン インターフェイスまたはダッシュボードを使用する必要があります。

入力引数

mcrroot

非対話形式 (サイレント モード) で mps-setup を実行する場合の MATLAB Runtime へのパス。

MATLAB Production Server で使用する MATLAB Runtime インスタンスへのパスを指定して、mps-setup を非対話的に実行します。

システム コマンド プロンプトで、次のように入力します。

mps-setup "C:\Program Files\MATLAB\MATLAB Runtime\mcrver"

mcrver は、使用する MATLAB Runtime のバージョンです。

バージョン履歴

R2012b で導入