コマンド ラインを使用したサーバー インスタンスの作成
MATLAB® Production Server™ で MATLAB コードをデプロイするには、事前に、デプロイ可能なアーカイブをホストするためのサーバー インスタンスを作成する必要があります。サーバー インスタンスは、MATLAB Production Server 製品の一意の構成です。構成ごとに、独自のパラメーター設定ファイル (main_config) と独自の一連の診断ファイルがあります。
前提条件
コマンド ラインを使用してサーバー インスタンスを作成する前に、次のことを行っていることを確認します。
マシンに MATLAB Production Server をインストールしている。詳細については、MATLAB Production Server 製品のインストールを参照してください。
システムの
PATH環境変数にscriptフォルダーを追加している。これを行うことにより、システム上の任意のフォルダーからmps-newなどのサーバー コマンドを実行できるようになります。
フォルダーからサーバー コマンドを実行することもできます。ここで、$MPS_INSTALL\script$MPS_INSTALL は MATLAB Production Server がインストールされている場所です。たとえば、Windows の場合、既定の場所は C:\Program Files\MATLAB\MATLAB Production Server\ です。ver\scriptver は MATLAB Production Server のバージョンです。
手順
コマンド ラインからサーバー インスタンスを作成するには、システム プロンプトから mps-new コマンドを入力します。作成するサーバーの名前を mps-new コマンドの引数として指定します。
mps-new [path\]server_name [-v]
path— MATLAB Production Server 製品で使用するために作成するサーバー インスタンスおよび構成へのパス。サーバー インスタンスを現在のフォルダーに作成する場合は、絶対パスを指定する必要はありません。サーバー名のみを指定します。
server_name— 作成するサーバー インスタンスおよび構成の名前。-v— 詳細な出力を有効にして、サーバー構成で作成される各フォルダーに関する情報とステータスを取得。
たとえば、C:\tmp に prod_server_1 という名前のサーバー インスタンスを作成し、詳細モードを使用するには、システム コマンド プロンプトで次のように実行します。
C:\tmp>mps-new prod_server_1 -v
このコマンドにより、次の出力が生成されます。
prod_server_1\.mps_version...ok prod_server_1\config\main_config...ok prod_server_1\.mps_socket...ok prod_server_1\auto_deploy...ok prod_server_1\endpoint...ok prod_server_1\log...ok prod_server_1\old_logs...ok prod_server_1\pid...ok prod_server_1\x509...ok The UUID of the newly created instance is 4876f876-56a6-40ef-a4e3-96a69b39cb49
サーバー構成で作成されるフォルダーの詳細については、Server Diagnostic Toolsを参照してください。
クラウドでのサーバー インスタンスの作成については、クラウドのデプロイを参照してください。