RESTful API のエラーのトラブルシューティング

クライアントと MATLAB^® Production Server™ の間の通信は HTTP 経由であるため、多くのエラーは HTTP ステータスコードで示されます。デプロイされた MATLAB 関数のエラーでは、別の形式が使用されます。詳細については、MATLAB エラーの構造を参照してください。RESTful API の使用方法を確認するには、MATLAB 関数実行のための RESTful APIを参照してください。

HTTP エラーの構造

{ 
    "error": { 
        "type": "httperror", 
        "code": 404, 
        "messageId": "ComponentNotFound", 
        "message": "Component not found." 
    } 
}

HTTP ステータスコード

400–Bad Request

メッセージ	説明
`Invalid input`	クライアントリクエストの形式が正しくありません。
`Invalid JSON`	クライアントリクエストに有効な JSON 表現が含まれていません。
`nargout missing`	クライアントリクエストに、出力引数が含まれた `nargout` が指定されていません。
`rhs missing`	クライアントリクエストに、入力引数が含まれた `rhs` が指定されていません。
`Invalid rhs`	入力引数が MATLAB データ型の JSON 表現に従っていません。詳細については、MATLAB データ型の JSON 表現を参照してください。

403–Forbidden

メッセージ	説明
`The client is not authorized to access the requested component`	クライアントに、リクエストを行うための正しい資格情報がありません。

404–Not Found

メッセージ	説明
`Function not found`	サーバーが、デプロイされた CTF アーカイブ内で MATLAB 関数を見つけることができません。
`Component not found`	サーバーが CTF アーカイブを見つけることができません。
`URI-path not of form '/APPLICATION/FUNCTION'`	URL の形式が正しくありません。

405–Method Not Allowed

メッセージ	説明
`Bad Method`	メソッドが許可されていません。
`Method must be POST`	メソッドが許可されていません。
`Unsupported method`	メソッドが許可されていません。

411–Length Required

メッセージ	説明
`Content-length missing`	コンテンツの長さが不足しています。

415–Unsupported Media Type

メッセージ	説明
`<VALUE> is not an accepted content type`	JSON のコンテンツタイプが正しくありません。

500–Internal Server Error

メッセージ	説明
`Function return type not supported`	サーバーにデプロイされた MATLAB 関数が、MATLAB Production Server ではサポートされていない MATLAB データ型を返しました。MATLAB Production Server でサポートされているデータ型の詳細については、MATLAB データ型の JSON 表現を参照してください。

リソースのクエリとリソースの状態

リソース / サーバーの状態	NOT_FOUND	READING	IN_QUEUE	PROCESSING	READY	ERROR	CANCELLED	DELETED / PURGED	UNKNOWN SERVER ERROR
GET `$request-uri/result`	`404 - RequestNotFound`	`204 - NoContent`	`204 - NoContent`	`204 - NoContent`	`200 - OK`	`200 - OK`	`410 - RequestAlreadyCancelled`	`410 - RequestAlreadyDeleted`	`500 - InternalServerError`
POST `$request-uri/cancel`	`404 - RequestNotFound`	`204 - NoContent`	`204 - NoContent`	`204 - NoContent`	`410 - RequestAlreadyCompleted`	`410 - RequestAlreadyCompleted`	`410 - RequestAlreadyCancelled`	`410 - RequestAlreadyDeleted`	`500 - InternalServerError`
DELETE `$request-uri`	`404 - RequestNotFound`	`409 - RequestNotCompleted`	`409 - RequestNotCompleted`	`409 - RequestNotCompleted`	`204 - NoContent`	`204 - NoContent`	`204 - NoContent`	`410 - RequestAlreadyDeleted`	`500 - InternalServerError`

MATLAB エラーの構造

MATLAB のエラーを解決するには、サーバーにデプロイされた MATLAB 関数のトラブルシューティングを行います。

{
  "error": {
  "type": "matlaberror",
    "id": error_id,
    "message": error_message,
    "stack": [
      {
        "file": file_name1, 
        "name": function_name1, 
        "line": file_line_number1
      },
      {
        "file": file_name2, 
        "name": function_name2, 
        "line": file_line_number2
       },
       ...
    ]
  }
}

Access-Control-Allow-Origin

JavaScript^® を使用するクライアントプログラマは、クライアントプログラムが異なるドメインからリクエストを行う場合に、オリジン間リソース共有 (CORS) が MATLAB Production Server インスタンス上で有効になっているかどうかを確認する必要があります。CORS が有効になっていない場合、次のエラーメッセージが表示される可能性があります。

Response to preflight request doesn't pass access control check: No 'Access-Control-Allow-Origin' header is present on the requested resource. Origin 'null' is therefore not allowed access.

CORS を有効化する方法の詳細については、cors-allowed-originsを参照してください。