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startServer

ローカル テスト サーバーを起動する

R2022b 以降

    この関数には、Streaming Data Framework for MATLAB® Production Server™ および MATLAB Compiler SDK™ が必要です。

    説明

    startServer(esp) は、イベント処理をテストできるように、実稼働環境をシミュレートするローカル テスト サーバー (MATLAB Production Server の開発用バージョン) を起動します。

    startServer は、Production Server コンパイラ (MATLAB Compiler SDK) アプリ用の MATLAB プロジェクト ファイルを生成します。この生成されたプロジェクト ファイルを使用して、ローカル テスト サーバーで実稼働環境をシミュレートできるだけでなく、CTF アーカイブを作成することもできます。

    startServer(esp,ExtraFiles=files) は、ローカル テスト サーバーの起動時に CTF アーカイブにさらにファイルを追加します。

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    トピック RecamanSequence をもつネットワーク アドレス kafka.host.com:9092 で稼働している Kafka® サーバーがあると仮定します。

    また、ストリーミング解析関数 recamanSum と、永続状態を初期化する関数 initRecamanSum があると仮定します。

    RecamanSequence トピックに接続された KafkaStream オブジェクトを作成します。

    ks = kafkaStream("kafka.host.com",9092,"RecamanSequence");

    initRecamanSum 関数によって初期化された recamanSum 関数を実行する EventStreamProcessor オブジェクトを作成します。

    esp = eventStreamProcessor(ks,@recamanSum,@initRecamanSum);

    ローカル テスト サーバーを起動します。これにより、Production Server コンパイラ (MATLAB Compiler SDK) アプリも開きます。

    メモ

    テスト サーバーを使用するには、MATLAB Compiler SDK が必要です。

    startServer(esp);

    アプリが開いたら、テスト サーバーを手動で起動する必要があります。

    アプリからテスト サーバーを起動するには、[テスト クライアント] をクリックし、[起動] をクリックします。アプリの使用方法の例については、Test Client Data Integration Against MATLAB (MATLAB Compiler SDK)を参照してください。

    MATLAB コマンド プロンプトに戻り、イベントの処理を開始します。

    start(esp);

    MATLAB エディターを使用して、recamanSum 関数にブレークポイントを設定して、サーバーの起動時に受信されるストリーミング データを調べることができます。

    入力引数

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    イベント ストリームを処理するオブジェクト。EventStreamProcessor オブジェクトとして指定します。

    生成されたアーカイブに含める追加のファイル。単一のファイルの場合は文字ベクトルまたは string スカラーとして指定し、複数のファイルの場合は string 配列として指定します。

    追加のファイルは、生成されたプロジェクト ファイルを使用して CTF アーカイブを MATLAB Production Server にデプロイする場合にのみ必要です。デプロイ可能なアーカイブを作成するその他の方法については、package 関数および streamingDataCompiler 関数を参照してください。

    例: archive = startServer(esp,"ExtraFiles"=["data.mat", "/schema/registry/schema.json"]) は、生成されたデプロイ可能なアーカイブにファイル data.matschema.json を含めます。

    データ型: char | string

    バージョン履歴

    R2022b で導入