flush

TCP/IP を介したリモート ホストとの通信のバッファーをクリア

R2020b 以降

構文

flush(t)

flush(t,"input")

flush(t,"output")

説明

flush(t) は、TCP/IP クライアント t で指定されたリモート ホストの入力バッファーと出力バッファーの両方からすべてのデータをフラッシュします。

flush(t,"input") は入力バッファーのみフラッシュします。

flush(t,"output") は出力バッファーのみフラッシュします。

例

リモート ホストの入力と出力をフラッシュ

IP アドレス 172.28.154.231 とポート 4012 を使用する、t という TCP/IP クライアントを作成します。

t = tcpclient("172.28.154.231",4012)

t = 

  tcpclient with properties:

              Address: '172.28.154.231'
                 Port: 4012
    NumBytesAvailable: 0

  Show all properties, functions

リモート ホストにデータを書き込み、入力バッファーに読み取ることができるバイト数を確認します。

write(t,1:5,"uint8")
t.NumBytesAvailable

ans =

     5

入力および出力両方のバッファーをフラッシュします。

flush(t)

読み取り可能なバイト数を表示します。

t.NumBytesAvailable

ans =

     0

入力バッファーにはデータがありません。

入力引数

t — TCP/IP クライアント

tcpclient オブジェクト

TCP/IP クライアント。tcpclient オブジェクトとして指定します。

例: flush(t) は、TCP/IP クライアント t からのデータをフラッシュします。

バージョン履歴

R2020b で導入

参考

関数

• tcpclient | read | write