netcdf.create
新規 NetCDF データセットの作成
構文
ncid = netcdf.create(filename,cmode)
[chunksize_out,ncid] = netcdf.create(filename,cmode,initsz,chunksize)
説明
ncid = netcdf.create(filename,cmode)
は、ファイル作成モードに従って、新規 NetCDF ファイルを作成します。戻り値 ncid
はファイル ID です。cmode
パラメーターは、ファイル アクセスの種類を決定します。cmode
は次の値のいずれかとして指定します。
cmode の値 | 説明 |
---|---|
'NOCLOBBER' | 同じ名前をもつ既存ファイルが上書きされないようにします。 |
'CLOBBER' | 同じ名前をもつ既存のファイルを上書きします。 |
'SHARE' | ファイル更新の同期を可能にします。 |
'64BIT_OFFSET' | 2 ギガバイト以上のファイルと変数を作成しやすくします。 |
'NETCDF4' | NetCDF-4/HDF5 ファイルの作成 |
'CLASSIC_MODEL' | クラシック モデルを適用しますが、ビット単位で使用するか、NETCDF4 で使用しなければ効果はありません。 |
メモ
モードは、関数 netcdf.getConstant
を使用して取り出される数値形式で指定できます。複数のモードを指定するには、モードの数値のビット単位の OR を使用します。
[chunksize_out,ncid] = netcdf.create(filename,cmode,initsz,chunksize)
は、追加の調整パラメーターを使用して、新規 NetCDF ファイルを作成します。initsz
はファイルの初期サイズを設定します。chunksize
は I/O のパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。実際の値は NetCDF ライブラリによって選択され、入力値に対応しないことがあります。
この関数は、NetCDF ライブラリ C API の関数 nc_create
および関数 nc__create
に相当します。この関数を使用するには、NetCDF プログラミング パラダイムに関する知識が必要です。
例
バージョン履歴
R2008b で導入