Main Content

matlab.mock.actions.AssignOutputs クラス

名前空間: matlab.mock.actions

呼び出されたメソッドまたはアクセスされたプロパティの戻り値を定義

説明

モック オブジェクト メソッドが呼び出された場合またはモック オブジェクトのプロパティにアクセスがあった場合にフレームワークが返す値を指定するには、AssignOutputs クラスを使用します。

モック メソッドの呼び出しで使用する出力が AssignOutputs で指定された出力より少ない場合、残りの出力は破棄されます。モック メソッドの呼び出しで使用する出力が AssignOutputs で指定された出力より多い場合、MATLAB® はエラーをスローします。

構築

action = AssignOutputs(A1,...,An) はメソッドの呼び出しやプロパティへのアクセスに対してモック オブジェクトが返す値を定義します。AssignOutputs コンストラクターは 1 つ以上の値 (A1,...,An) を受け入れます。これらの値は、モック オブジェクト メソッドの出力引数の値またはモック オブジェクトのプロパティの値に対応します。

入力引数

すべて展開する

戻り値。スカラー、ベクトル、行列または多次元配列として指定します。戻り値はどのデータ型にすることもできます。

例: "mySpecifiedValue"

例: 7,13,42

例: [1 2 3;4 5 6]

プロパティ

すべて展開する

事前定義された戻り値。引数の cell 配列として返されます。戻り値はクラス作成時に指定します。どのデータ型でも指定できます。

データ型: cell

メソッド

repeat戻り値の定義の繰り返し
thenモック オブジェクトの相互作用のアクション、または戻り値の定義の後のアクション

コピーのセマンティクス

値。値クラスがコピー操作に与える影響については、オブジェクトのコピーを参照してください。

すべて折りたたむ

四辺形クラスのモックを作成します。

testCase = matlab.mock.TestCase.forInteractiveUse;
[mock,behavior] = testCase.createMock('AddedMethods',"sideLengths");

動作を設定します。

import matlab.mock.actions.AssignOutputs;
when(withAnyInputs(behavior.sideLengths),AssignOutputs(2,2,4,4))

モックを使用します。

[a,b,c,d] = mock.sideLengths

ヒント

  • AssignOutputs アクションは、インスタンス作成時に出力の値を定義します。モック オブジェクト メソッドの呼び出し時に、出力値を判別するための関数ハンドルをモック オブジェクト メソッドが呼び出すよう指定するには、Invoke クラスを使用します。

代替方法

単純な出力の定義には、matlab.mock.TestCase クラスの assignOutputsWhen メソッドを使用することができます。ただし、AssignOutputs アクションを使用すると、さらに多くの機能を使用できます。

バージョン履歴

R2017a で導入