matlab.mock.actions.DoNothing クラス

名前空間: matlab.mock.actions

アクションなし

R2020a 以降

説明

matlab.mock.actions.DoNothing クラスを使用して、モック オブジェクト メソッドが呼び出された場合、またはモック オブジェクトのプロパティが設定された場合に、フレームワークがアクションを実行しないように指定します。

DoNothing は、モック オブジェクトのプロパティにアクセスする際の動作の設定には使用できません。モックのプロパティにアクセスしてはならないことを指定するには、matlab.mock.actions.ThrowException クラスを使用します。

作成

action = matlab.mock.actions.DoNothing は、DoNothing オブジェクトを作成します。

メソッド

パブリック メソッド

repeat	アクションなしの繰り返し
then	モック オブジェクトの相互作用のアクション、またはアクションなしの後のアクション

例

データ型が無効の場合アクションなし

銀行口座クラスのモックを作成します。

testCase = matlab.mock.TestCase.forInteractiveUse;
[mock,behavior] = testCase.createMock('AddedProperties',"IsOpen");

動作を設定します。IsOpen プロパティが logical 型でない値に設定されている場合は何のアクションもしません。

import matlab.mock.actions.DoNothing
import matlab.unittest.constraints.IsInstanceOf
when(setToValue(behavior.IsOpen,~IsInstanceOf('logical')),DoNothing)

モックを使用して IsOpen を logical でない値に設定します。何のアクションも行われず IsOpen は設定されないままです。

mock.IsOpen = 'Y'

mock = 
  Mock with properties:

    IsOpen: []

モックを使用して IsOpen を logical 値に設定します。

mock.IsOpen = true

mock = 
  Mock with properties:

    IsOpen: 1

バージョン履歴

R2020a で導入

参考

matlab.mock.TestCase | matlab.mock.actions.ThrowException | when (MethodCallBehavior) | when (PropertySetBehavior)