MATLAB パッケージ マネージャーを使用したコードの検索と配布
MATLAB® パッケージ マネージャーは、コードを配布するための合理化されたシステムを提供し、堅牢な依存関係管理機能を備えています。このシステムは、MATLAB パッケージとその依存関係を作成、検索、インストール、および管理するための一連のオブジェクトと関数で構成されています。パッケージを作成したら、そのパッケージをパッケージ リポジトリに追加してエンド ユーザーに配布できます。その後、エンド ユーザーは、リポジトリに共有されているパッケージを検索してインストールできます。
代わりに、MATLAB、Simulink®、またはその他の MathWorks® 製品またはサポート パッケージをインストールする場合は、非対話形式でのサポート パッケージのインストールを参照してください。
パッケージを使用する理由
MATLAB パッケージ マネージャーは、コードを配布するための合理化されたシステムを提供します。コードの配布準備が整ったら、コードをパッケージ化してパッケージ リポジトリにアップロードできます。ユーザーはこれらのパッケージ リポジトリでパッケージを検索してインストールできます。また、堅牢な依存関係管理機能も備わっているため、リポジトリからパッケージをダウンロードする際に、必要な依存関係もすべてダウンロードされます。コードをパッケージとして利用可能にする方法については、Turn Your Code Into a Packageを参照してください。
パッケージとは
パッケージは、MATLAB コード、関連ファイル、およびパッケージ ID と依存関係を定義するパッケージ定義ファイルのコレクションです。パッケージの目的は、コードをコンパートメント化して、意図した機能を維持しながらコードを共有できるようにすることです。コードをパッケージとして利用可能にする方法については、Turn Your Code Into a Packageを参照してください。

パッケージは、パッケージのファイルと "メンバー フォルダー" が含まれる "ルート フォルダー" で構成されます。ルート フォルダーには resources フォルダーも含まれており、その中に mpackage.json という名前のパッケージ定義ファイルが含まれています。
パッケージ定義ファイルには、識別情報、説明情報、およびパッケージのプロパティが含まれています。識別情報には、パッケージ名、バージョン、および一意の識別子を含めることができます。説明情報には、パッケージの目的、プロバイダー、MATLAB リリースの互換性の概要を含めることができます。パッケージのプロパティには、パッケージのステータス、メンバー フォルダー、および依存関係を含めることができます。
パッケージをインストールすると、MATLAB パッケージ マネージャーは、コード、サポート ファイル、および依存するその他のパッケージをすべてインストールします。また、MATLAB パッケージ マネージャーはルート フォルダーおよびすべてのメンバー フォルダーをパスに追加します。パッケージの検索とインストールについては、パッケージの検索とインストールを参照してください。
自動的なパッケージの依存関係管理
一部のパッケージでは、別のパッケージに含まれるコードが使用されます。このようなパッケージはその別のパッケージに "依存" しており、その別のパッケージは "依存関係" と呼ばれます。MATLAB パッケージ マネージャーは、堅牢な依存関係管理の一環として、パッケージをインストールする際に、必要なすべての依存関係もインストールされているかを確認します。次の図では、パッケージ A はパッケージ B に依存し、パッケージ B はパッケージ C と D に依存しています。MATLAB パッケージ マネージャーは、パッケージ A をインストールする際に、パッケージ B、C、D がまだインストールされていない場合、それらのパッケージもインストールします。

パッケージをアンインストールする場合、MATLAB パッケージ マネージャーはパッケージの各依存関係をチェックし、使用されていない場合はアンインストールします。依存関係は、直接インストールされておらず、それに依存しているインストール済みパッケージが存在しない場合、使用されていないとみなされます。
リポジトリ内のパッケージの検索と共有
配布準備が整ったパッケージをリポジトリに追加できます。エンド ユーザーはリポジトリでパッケージを検索してインストールできます。パッケージ リポジトリは、パッケージを配布するために使用できる指定場所です。MATLAB は既知のリポジトリのリストを保持しています。mpmsearch を使用してパッケージを検索したり、mpminstall を使用してパッケージをインストールしたりすると、MATLAB パッケージ マネージャーは既知のリポジトリでパッケージを検索します。

mpmListRepositories を使用して、既知のリポジトリの現在のリストを表示します。mpmAddRepository および mpmRemoveRepository を使用して、既知のリポジトリのリストへのリポジトリの追加と、リストからのリポジトリの削除を行います。詳細については、Distribute Packages Using Folder-Based Repositoriesを参照してください。
参考
オブジェクト
関数
mpmcreate|mpminstall|mpmuninstall|mpmsearch|mpmlist|mpmAddRepository|mpmListRepositories|mpmRemoveRepository