パッケージの検索とインストール
MATLAB® パッケージ マネージャーを使用して、パッケージ リポジトリからパッケージを検索してインストールできます。この例では、天文学に関連するツールを含むパッケージを検索してインストールする方法を示します。
パッケージの検索
mpmsearch 関数を使用して、既知のリポジトリのリストでパッケージを検索できます。(このリストにリポジトリを追加する方法の詳細については、Distribute Packages Using Folder-Based Repositoriesを参照してください。)
たとえば、キーワード "astro" で検索して、天文学に関連する可能性のあるパッケージを検索します。
mpmsearch("astro") Name Version Summary
___________________ _______ _______
"astrology" "1.2.4" "Predict astrological sign based on date"
"astronomy" "2.1.0" "An astronomy toolbox"
"astrophysics" "3.4.1" "A set of functions for astrophysical calculations"
"FastRotationModel" "1.0.0" "A model of rotational systems" パッケージのインストール
必要なパッケージが見つかったら、mpminstall 関数を使用してインストールできます。この関数は、パッケージをインストールする前に確認プロンプトを表示します。
たとえば、検索結果で astronomy パッケージを目的のパッケージとして特定した後に、そのパッケージをインストールします。
mpminstall("astronomy")The following packages will be installed:
astronomy@2.1.0
astrophysics@3.4.1
physics@10.1.0
LinearAlgebra@2.4.2
Do you want to continue? [YES/no]:astronomy パッケージは astrophysics、physics、および LinearAlgebra の 3 つの追加パッケージに依存しているため、プロンプトにはインストールされるパッケージが複数リストされます。プロンプトに YES と応答して、astronomy とそれに必要な依存関係のインストールを確認します。
Copying astronomy@2.1.0 package...Done.
Copying astrophysics@3.4.1 package...Done.
Copying physics@10.1.0 package...Done.
Copying LinearAlgebra@2.4.2 package...Done.
Successfully added the following packages to the path:
astronomy (help)
physics (help)
astrophysics (help)
LinearAlgebra (help)
Installation complete.次に、mpmlist 関数を使用して、現在インストールされているパッケージを表示します。
mpmlist
Name Version Editable DirectlyInstalled
_______________ _______ ________ _________________
"astronomy" "2.1.0" false true
"astrophysics" "3.4.1" false false
"physics" "10.1.0" false false
"LinearAlgebra" "2.4.2" false false インストール時のパッケージの解決
パッケージをインストールするときに、MATLAB パッケージ マネージャーは、指定されたパッケージに一致するパッケージが既にインストールされているか、インストールするパッケージのリストに含まれているかを判別します。インストールされておらず、リストにも含まれていない場合、MATLAB は既知のリポジトリで、次のすべての条件を満たす利用可能なパッケージを検索します。
パッケージ識別子が、指定されたパッケージ名または ID と一致している。パッケージ名は大文字と小文字を区別せずに突き合わされます。
バージョンが、オプションで指定されたバージョン範囲に適合している。
ReleaseCompatibilityプロパティ値が、使用されている MATLAB リリースに適合している。
MATLAB は既知のリポジトリ リストの各リポジトリを順番に検索します。リポジトリに上記の条件を満たすパッケージが複数ある場合、MATLAB は最新のセマンティック バージョンを持つパッケージを選択します。条件を満たすパッケージが見つかったら、既知のリポジトリのリストにある他のリポジトリは検索されません。
パッケージをインストールするときに、MATLAB はインストールする必要がある依存関係も判別します。
必要な依存関係ごとに、MATLAB は、依存関係パッケージ ID と、パッケージ バージョンの範囲に適合するバージョンに一致するパッケージが既にインストールされているか、またはインストール リストに含まれているかどうかを判別します。インストールされているか、リストに含まれている場合、MATLAB はその依存関係をスキップし、次の必要な依存関係に進みます。インストールされておらず、リストにも含まれていない場合、MATLAB は元のパッケージと同じプロセスに従って、既知のリポジトリで依存関係パッケージを検索します。
必要な依存関係が既にインストールされているパッケージと競合する場合、インストールは続行されず、警告がスローされます。名前と値の引数 AllowVersionReplacement を true に指定して mpminstall 関数を呼び出した場合、必要な依存関係バージョンにより、インストールされているバージョンが置き換えられます。
インストールされた依存関係に独自の依存関係がある場合、MATLAB は必要なすべてのパッケージを見つけてインストールするまで、同じプロセスを再帰的に実行します。
パッケージのインストール場所
MATLAB パッケージ マネージャーでインストールするすべてのパッケージが特定されたら、MATLAB はソースからインストール領域にファイルをコピーします。既定のインストール領域はアドオンのインストール フォルダーと同じです。詳細については、既定のアドオン インストール フォルダーを参照してください。
パッケージのインストール中に、MATLAB はインストール領域にパッケージ名、バージョン、および ID に基づいた名前のフォルダーを作成します。フォルダー名は、ローカル ファイル システムの命名規則に従って切り捨てられたり変更されたりすることがあります。
パッケージ ソースがフォルダーであり、パッケージの InPlace プロパティが true の場合、MATLAB はパッケージをコピーしません。
パッケージ登録と MATLAB パス
mpminstall 関数を呼び出すと、インストール プロセスの一部としてパッケージ登録が行われます。パッケージをインストール領域にコピーした後、MATLAB はパッケージとその依存関係を登録します。パッケージの登録中に、MATLAB は mpminstall 関数の名前と値の引数 PathPosition に基づいて、パッケージのルート フォルダーとすべてのサブフォルダーを MATLAB パスに追加します。既定では、MATLAB はパッケージのルート フォルダーとそのサブフォルダーを MATLAB パスの末尾に追加します。ただし、パッケージのルート フォルダーとそのサブフォルダーを MATLAB パスの先頭に追加するには、PathPosition を "beginning" として指定します。
参考
オブジェクト
関数
mpmcreate|mpminstall|mpmuninstall|mpmsearch|mpmlist|mpmAddRepository|mpmListRepositories|mpmRemoveRepository