警告の表示方法の変更
MATLAB® での警告の表示方法は、2 つの警告 "モード" verbose
と backtrace
を変更して制御できます。
モード | 説明 | 既定 |
---|---|---|
| 警告を非表示にする方法に関するメッセージを表示 |
|
| 警告の発生後、スタック トレースを表示 |
|
メモ
verbose および backtrace モードには、制限があります。
ステートメント
prev_state = warning('query','all')
のprev_state
には、backtrace
またはverbose
モードに関する情報は含まれません。モードの変更は、すべての有効な警告に影響します。
Verbose 警告の有効化
verbose 警告を有効にすると、MATLAB は各警告の表示に 1 行追加して、この警告を抑制する方法を示します。
たとえば、すべての警告をオンにし、backtrace を無効にして verbose 警告を有効にできます。
warning on all warning off backtrace warning on verbose
エラーを生成するコマンドを実行すると拡張メッセージが表示されます。
rmpath('folderthatisnotonpath')
Warning: "folderthatisnotonpath" not found in path. (Type "warning off MATLAB:rmpath:DirNotFound" to suppress this warning.)
特定の警告のスタック トレースの表示
複数のレベルの関数呼び出しの内部にあるコードから警告が生成される場合、警告の原因の位置を見つけるのが困難なことがあります。backtrace モードを有効にすると、MATLAB は警告が発生したファイルの名前と行番号を表示します。たとえば、backtrace を有効にして verbose を無効にできます。
warning on backtrace warning off verbose
エラーを生成するコマンドを実行すると、行番号付きのハイパーリンクが表示されます。
Warning: "folderthatisnotonpath" not found in path.
> In rmpath at 58
ハイパーリンクをクリックすると、警告の場所に移動します。