MEX エラー時のヘルプの参照
コンパイラ設定およびビルド エラーの診断を補助するため、詳細オプション -v
を指定して mex
を呼び出します。mex
が提供する情報の例を確認するには、書き込み可能なフォルダーから次のコマンドを入力します。
copyfile(fullfile(matlabroot,'extern','examples','refbook','timestwo.c'),'.','f') mex -v timestwo.c
サポートされるコンパイラの検索エラー
詳細モードの mex
では、サポートされるコンパイラを検索して適切にインストールされているかを判断する手順が表示されます。各手順は次のテキストから始まります。
... Looking for
コンパイラが適切に構成されていない場合、構成内の特定のファイル、パスおよび変数に期待される値がこれらのメッセージに表示されます。
コンパイラが見つかると、mex
は次のようなメッセージを表示します。
Building with 'Microsoft Visual C++ 2012 (C)'.
MEX 関数のビルド エラー
インストールされたコンパイラが見つかったことで "ビルドしています" のメッセージが表示された後、詳細モードでは mex
がビルド ツールに渡すコンパイル コマンドとリンク コマンドが表示されます。たとえば、Windows® プラットフォームでのコンパイル コマンドは次のようになる可能性があります。
cl /c /GR /W3 /EHs /nologo /MD /DMX_COMPAT_32 /D_CRT_SECURE_NO_DEPRECATE /D_SCL_SECURE_NO_DEPRECATE /D_SECURE_SCL=0 /DMATLAB_MEX_FILE -I"matlabroot\extern\include" -I"matlabroot\simulink\include" /O2 /Oy- /DNDEBUG C:\work\mex\timestwo.c /FoC:\work\timestwo.obj timestwo.c
mex
はコンパイラのビルド ツールからのエラー メッセージを表示します。エラーと警告の詳細は、お使いのコンパイラまたは言語のリファレンス ドキュメンテーションを参照してください。
プログラム開発の経験があり、コマンド パラメーターを変更する場合は、mex
varname=varvalue
オプションを使用してください。
mex
ビルド コマンドのプレビュー
ビルド コマンドの詳細をコマンドを実行せずに表示するには、次を入力します。
mex -n timestwo.c