Windows システムにおけるランタイム ライブラリ パスの設定
実行時に環境変数 Path
を設定して、オペレーティング システムに対し、API 共有ライブラリが置かれている場所を指定します。値を次の MATLAB® コマンドによって返されるパスに設定します。
res = fullfile(matlabroot,'bin',computer('arch'))
アプリケーションを実行するたびにパスを変更
Windows® コマンド プロンプトからランタイム ライブラリのパスを設定するには、次のコマンドを入力します。ここで、res
は fullfile
コマンドから返される値です。Windows コマンド プロセッサを開くたびにパスを設定します。
set PATH=res;%PATH%
Windows プロンプトを開くたびにパスを設定します。
パスを恒久的に変更
ランタイム ライブラリのパスを恒久的に res
に設定するには、コントロール パネルを使用して変数 Path
を変更します。設定を有効にするには、コマンド プロンプト ウィンドウを閉じた後、新たにコマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
ランタイム ライブラリのパスを削除するには、同じ手順に従って、変数からパス名を削除します。
Windows 7
[スタート] メニューから [コンピューター] を選択します。
コンテキスト メニューから、[システムのプロパティ] を選択します。
[システムの詳細設定]、[詳細設定] タブをクリックします。
[環境変数] をクリックします。
[システム環境変数] で
Path
を選択し、[編集] をクリックします。
を [変数値:] テキスト フィールドの先頭に挿入して、res
;Path
を変更します。ダイアログ ボックスを閉じるには、[Ok] をクリックしてから [コントロール パネル] ダイアログ ボックスを閉じます。
トラブルシューティング
使用しているシステムに複数のバージョンの MATLAB がインストールされている場合、エンジン アプリケーションのビルドに使用するバージョンは、システムの Path
環境変数リストの最初になければなりません。そうなっていない場合、MATLAB は「Can't start MATLAB engine
」を表示します。