多項式積分の解析解
この例では、関数 polyint
を使用して多項式を解析的に積分する方法を示します。この関数を使用して、多項式の不定積分を求めます。
問題の定義
実数値の不定積分を考えます。
被積分関数は多項式であり、解析解は次のようになります。
ここで、 は積分定数です。積分区間が指定されていないので、integral
関数群はこの問題を解くのに適しません。
ベクトルによる多項式の記述
成分が x の降べきの順の係数を表すベクトルを作成します。
p = [4 0 -2 0 1 4];
多項式の解析的な積分
関数 polyint
を使用して多項式を解析的に積分します。積分定数を 2 番目の入力引数で指定します。
k = 2; I = polyint(p,k)
I = 1×7
0.6667 0 -0.5000 0 0.5000 4.0000 2.0000
出力は x の降べきの順の係数を成分とするベクトルです。この結果は前述の解析解と一致しますが、積分定数 k = 2
が含まれています。