シリアル ポート通信でのコールバックの使用
コールバック プロパティ
コールバックに関連付けられたプロパティと関数は以下のとおりです。
プロパティまたは関数 | 目的 |
---|---|
NumBytesAvailable | 読み込みに使用できるバイト数 |
BytesAvailableFcn | コールバック関数で使用できるバイト数 |
BytesAvailableFcnCount | コールバックをトリガーするデータのバイト数 |
BytesAvailableFcnMode | コールバックのトリガー モードで使用できるバイト数 |
configureCallback | シリアル ポートのコールバック関数とトリガーの設定 |
コールバックの使用
この例では、コールバック関数 readSerialData
とともにループバック デバイスを使用して、終端文字が読み取られたときにコマンド ラインにデータを返します。
メモ
この例は Windows® に特定的なものです。
コールバック関数の作成 — 終端文字列の読み取りを実行してデータを返すコールバック関数
readSerialData
を定義します。function readSerialData(src,~) data = readline(src); disp(data); end
instrument オブジェクトの作成 — シリアル ポート COM1 に関連付けられたシリアル ポート オブジェクト
s
を作成します。s = serialport("COM1",9600);
プロパティの構成 — 終端文字が読み取られるとコールバック関数
readSerialData
を実行するようにs
を構成します。configureCallback(s,"terminator",@readSerialData)
切断とクリーンアップ — 終了したら、MATLAB® ワークスペースからオブジェクトをクリアします。
clear s