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地理座標軸によるマップ範囲の指定

地理座標軸またはチャートでは、データ内のすべてのポイントを包含するようにベースマップの緯度と経度の範囲を設定します。Figure ウィンドウ サイズの変更によりチャートのサイズが変更されても、座標軸またはチャートの縦横比の変更に適用する場合を除き、これらのマップの範囲は変わりません。マップの範囲は、ズームインとズームアウト、または移動を行うと変わります。地理座標軸とチャートは、マップの範囲に関連するプロパティをサポートします。一部は情報の提供が目的の、読み取り専用のプロパティです。

  • LatitudeLimits - 現在の緯度の範囲を返します (読み取り専用)。

  • LongitudeLimits - 現在の経度の範囲を返します (読み取り専用)。

  • MapCenter - 現在のマップの中心点を返す、または設定します。

  • ZoomLevel - 現在のマップのズーム レベルを返す、または設定します。

現在の緯度と経度の範囲を取得する便利な方法として、関数 geolimits の呼び出しがあります。関数 geolimits を使用して、緯度と経度の範囲を設定することもできます。既存のチャートと同じマップ範囲をもつ地理座標軸またはチャートを作成するには、関数 geolimits を使用します。既存の座標軸またはチャートの範囲を取得し、geolimits を使用して新しい座標軸またはチャートの範囲を設定します。

メモ

ベースマップ タイルがそれ以上拡張されないおおよその範囲 [-85 85] の外側の緯度を指定することもできます。ただし、通常これらの値は、MapCenterZoomLevel プロパティを使用してマップ範囲をコントロールしない限り表示されません。また、データ点が 90 度および -90 度に非常に近い場合、表示されることはありません。これは、それらが垂直方向に無限または無限に近い値にマッピングされるためです。

複数の地理バブル チャートを指定された範囲内の中央に表示

この例では、同じマップ範囲をもつ 2 つの地理バブル チャートを作成する方法を説明します。

ライム病のサンプル データをワークスペースに読み取ります。

counties = readtable('counties.xlsx');

ニュー イングランドの郡でのライム病の発生回頻度をプロットする地理バブル チャートを作成します。

gb = geobubble(counties,'Latitude','Longitude','SizeVariable','Cases2010');

ニュー イングランド北部のバーモント州、ニュー ハンプシャー州、メーン州のみが表示されるまで、マップのパンとズームを行います。

コマンド [nlat nlon] = geolimits(gb) を使用して、マップの新しい範囲を取得します。コマンド nzoom = gb.ZoomLevel を使用して、新しいズーム レベルも取得します。マップの新しい範囲の緯度、経度、およびズーム レベルを保存します。

nlat = [42.5577   46.6921];
nlon = [-73.5500  -66.8900];
nzoom = 6.3747;

2011 年のライム病の発生データを使用して別のマップを作成し、マップの範囲とズーム レベルが最初のチャートと一致するように設定します。

figure
gb2 = geobubble(counties,'Latitude','Longitude','SizeVariable','Cases2011');
[n2lat n2lon] = geolimits(gb2,nlat,nlon);
gb2.ZoomLevel = nzoom;

参考

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