App Designer におけるチャートを使用したカスタム UI コンポーネントの作成
この例では、チャートをカスタム UI コンポーネントに取り込む方法を説明します。アプリ作成者がこのコンポーネントを使用すれば、アプリ ユーザーはバブル チャート データの表示を対話形式で変更できるようになります。コンポーネントのインターフェイスは以下で構成されます。
バブル チャートでプロットするデータを指定するパブリック プロパティ (
XData
、YData
、SizeData
など)バブル チャートの表示を構成するパブリック プロパティ (
XLabel
、YLabel
、ShowLegend
など)ユーザー インターフェイス コントロールを構成するパブリック プロパティ (
ShowSizeUI
、ShowTransparencyUI
など)アプリ ユーザーがアプリでサイズと透明度のコントロールを操作するときに実行されるパブリック コールバック
BubbleSizeChangedFcn
およびBubbleTransparencyChangedFcn
カスタムのコンポーネント コードを調べるには、App Designer で InteractiveBubbleChart.mlapp
ファイルを開きます。
カスタム コンポーネントの動作を検証するには、最初に新しいスクリプト ファイルを開き、プロットするランダム データを作成します。
x = 1:20; y = rand(1,20); bsize = rand(1,20);
このコードを追加して InteractiveBubbleChart
オブジェクトをプログラムで作成し、データ関連のパブリック プロパティを名前と値の引数として指定します。
comp = InteractiveBubbleChart(XData=x,YData=y,SizeData=bsize);
次のコードをファイルに追加して、プロットの凡例を表示するようにコンポーネントを更新し、バブル サイズが大きいときに凡例を隠すコールバック関数を定義します。コードを実行し、コンポーネントを操作して動作を確認します。
comp.ShowLegend = true; comp.BubbleSizeChangedFcn = @toggleLegend;
function toggleLegend(src,event) if src.BubbleSize == "Large" src.ShowLegend = false; else src.ShowLegend = true; end end