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App Designer の異なるリリース間の互換性

MATLAB® の複数のリリースでアプリを開発する場合や、共有の App Designer アプリを保存されたリリースとは別のリリースで編集または実行する場合、リリース間の互換性を提供するために App Designer によってアプリに更新が加えられます。エラーが発生する場合は、App Designer でアプリを開くと解決に役立つことがあります。

新しいリリースでのアプリの編集と実行

いずれかの MATLAB でアプリを作成した後に、それよりも新しいリリースにアップグレードする場合は、引き続きアプリの編集と実行が可能です。アプリのコードが App Designer によって後のリリース用に更新され、次のようなメッセージが表示されます。

App Designer pop-up with the text "This app was created in MATLAB R2024b. The generated code has been updated for R2025a"

以前のリリースでのアプリの編集と実行

いずれかの MATLAB リリースで作成された既存のアプリがあり、それよりも前の MATLAB リリースを使用している場合は、アプリを編集するために App Designer で開くことができます。

使用しているリリースでサポートされていない機能がある場合は App Designer によって削除され、更新後のアプリの違いを確認するためのオプションが提供されます。この削除がアプリの機能に影響することがあります。たとえば、UI コンポーネントを含むアプリをコンポーネントが導入される前のリリースで読み込むと、そのコンポーネントが App Designer によってアプリから削除されます。

以前のリリースでアプリを実行しようとしたときに、ご使用のリリースでサポートされていない機能がアプリで使用されていると、エラーが発生することがあります。エラーを解決するには、App Designer でアプリを開き、App Designer によってアプリに加えられた変更を確認します。

アプリのコピーの保存

App Designer には、アプリのコピーを作成するためのオプションが 2 つあります。[コピーに名前を付けて保存][名前を付けて保存] です。どちらのオプションも App Designer のツールストリップの [保存] ボタンからアクセスできます。これらのオプションは目的が異なり、動作も異なります。

  • 後で編集または共有するためにアプリのコピーを保存するには、[コピーに名前を付けて保存] を使用します。このオプションを使用すると、App Designer では、指定したフォルダーにアプリのコピーが保存されますが、現在のセッションのアプリは置き換えられません。

  • アプリのコピーを保存して編集を続けるには、[名前を付けて保存] を使用します。このオプションを使用すると、App Designer では、指定したフォルダーにアプリのコピーが保存され、現在のセッションのアプリが置き換えられます。

参考