mxSetData (C)

非数値 mxArray 内のデータ要素へのポインターを設定

mxSetData は数値配列用には推奨されません。代わりに、型付きのデータアクセス関数を使用してください。詳細については、互換性についての考慮事項を参照してください。

C 構文

#include "matrix.h"
void mxSetData(mxArray *pm, void *pa);

mxSetData は、非数値配列のデータ要素の設定のみに使用します。

数値配列の場合、インターリーブされた複素数 API で型付きのデータアクセス関数を使用するように、MEX ファイルを作成し、既存の MEX ファイルを更新することを MathWorks では推奨します。詳細については、以下を参照してください。

MEX ファイルをビルドするには、-R2018a オプションを指定して mex を呼び出します。

関数 mxSetData は、既存のデータに割り当てられているメモリは解放しません。既存のメモリを解放するには、mxGetData によって返されるポインター上で mxFree を呼び出します。

非数値 MATLAB 配列へのポインター。mxArray * として指定します。

mxArray 内のデータ配列へのポインター。void * として指定します。

配列は、動的メモリ内になければなりません。このメモリを割り当てるには mxCalloc を呼び出します。メモリの配置に問題が発生してプログラムが終了する可能性があるため、ANSI^® C の関数 calloc は使用しないでください。

R2006a より前に導入

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複素数の mxArray の場合、関数 mxSetData は、mex ビルドオプションに基づいて異なる値を設定します。

既定のリリース特定オプション (-R2017b) を使用して MEX ファイルをビルドする場合、関数は、配列の要素を実数のみの値に設定します。

-R2018a オプションを使用して MEX ファイルをビルドする場合は、次のようになります。

pm が実数配列の場合、pa は pm の実数部になる。
pm が複素数配列の場合は、pa も複素数でなければならない。それ以外の場合、pa は、実数のみの値ではなく、インターリーブされた実数値および虚数値になります。