mxCreateCellArray (C および Fortran)
N 次元 cell 配列
C 構文
#include "matrix.h" mxArray *mxCreateCellArray(mwSize ndim, const mwSize *dims);
Fortran 構文
#include "fintrf.h" mwPointer mxCreateCellArray(ndim, dims) mwSize ndim mwSize dims(ndim)
引数
ndim
作成されたセル内の次元数。たとえば、3 次元のセル
mxArray
を作成するには、ndim
を 3 に設定します。dims
次元配列。次元配列の各要素には、その次元の
mxArray
のサイズが含まれています。たとえば C では、dims[0]
を5
に設定し、dims[1]
を7
に設定すると、5
行7
列のmxArray
が確立されます。Fortran では、dims(1)
を5
に設定し、dims(2)
を7
に設定すると、5
行7
列のmxArray
が確立されます。通常、配列dims
にはndim
個の要素が含まれます。
戻り値
作成された mxArray
へのポインター。スタンドアロン (非 MEX ファイル) アプリケーションで失敗した場合、C では NULL
(Fortran では 0
) を返します。MEX ファイルで失敗した場合、MEX ファイルは終了し、制御は MATLAB® プロンプトに戻ります。関数は、mxArray
を作成するのに十分な空きヒープ領域がない場合、失敗します。
説明
mxCreateCellArray
を使用して、ndim
と dims
で定義されたサイズをもつ cell mxArray
を作成します。たとえば C では、4
x 8
x 7
の次元をもつ 3 次元セル mxArray
を確立するには、以下を設定します。
ndim = 3; dims[0] = 4; dims[1] = 8; dims[2] = 7;
Fortran では、4
x 8
x 7
の次元をもつ 3 次元セル mxArray
を確立するには、以下を設定します。
ndim = 3; dims(1) = 4; dims(2) = 8; dims(3) = 7;
作成された cell mxArray
にはデータが与えられていません。関数 mxCreateCellArray
は各 cell を NULL
に初期化します。データを cell に配置するには、mxSetCell
を呼び出します。
MATLAB は、dims
引数に指定されている、後に続く大きさが 1 の次元を自動的に削除します。たとえば、ndim
が 5
で dims
が [4 1 7 1 1]
である場合、結果の配列には 4
x 1
x 7
の次元が含まれます。
バージョン履歴
R2006a より前に導入