汎用クラスター プロファイルおよびプラグイン スクリプトの配布
他のユーザーが使用できるように、汎用クラスター プロファイルおよびプラグイン スクリプトを配布できます。必要に応じて、汎用クラスター プロファイルおよびプラグイン スクリプトを次のように作成できます。
GitHub® リポジトリから、ご使用のサードパーティ製スケジューラに適切なプラグイン スクリプトをダウンロードします。詳細については、サポート スクリプトを参照してください。
汎用プロファイル ウィザードを使用して、既定の MATLAB® プラグイン スクリプトをもつ汎用クラスター プロファイルを作成します。
ユーザーがプラグイン スクリプトにアクセスする方法の決定
汎用クラスター プロファイルの [PluginScriptsLocation] プロパティは、クラスター プロファイルが MATLAB ジョブをクラスターに投入するために使用するプラグイン スクリプトを含むフォルダーを指定します。他のユーザーがクラスターにジョブを投入するには、これらのプラグイン スクリプトまたはそのコピーにアクセスできなければなりません。汎用クラスター プロファイルおよびプラグイン スクリプトを配布する際には、他のユーザーがこれらのスクリプトにアクセスする方法を決定しなければなりません。
プラグイン スクリプトを読み取り専用の共有場所に配置する場合は、共有の PluginScriptsLocation フォルダーの手順に従います。このオプションでは後続の手順が簡略化され、プラグイン スクリプトにいかなる変更を加えても、すべてのユーザーに対しただちに有効にできます。
プラグイン スクリプトのコピーを他のユーザーにそのユーザー専用のものとして渡す場合は、PluginScriptsLocation フォルダーのコピーの配布の手順に従います。
共有の PluginScriptsLocation フォルダー
クラスター プロファイルで指定された [PluginScriptsLocation] フォルダーに対する読み取りアクセス権を他のユーザーが持っている場合、MATLAB ジョブをクラスターに投入するには、プロファイルのコピーのみが必要となります。
メモ
PluginScriptsLocation
フォルダーを共有場所に移した場合は、続行する前に、クラスター プロファイルの [PluginScriptsLocation] プロパティを必ず更新してください。
プロファイルのコピーを配布するには、以下を行わなければなりません。
MATLAB を開き、[ホーム] 、 [並列] 、 [クラスター プロファイルの管理] に移動して、クラスター プロファイル マネージャーを開きます。
リストでプロファイルを選択し、[エクスポート] をクリックします。
プロファイルを含む
.settings
ファイルの名前を選択して、[保存] をクリックします。.settings
ファイルのコピーを他のユーザーに送信します。
プロファイルをインポートするには、他のユーザーは以下を行わなければなりません。
各自の選択した場所に
.settings
ファイルを保存します。MATLAB を開き、[ホーム] 、 [並列] 、 [クラスターの作成と管理] に移動します。
クラスター プロファイル マネージャーを開き、[インポート] をクリックします。
.settings
ファイルを選択して、[開く] をクリックします。プロファイル リストにプロファイルのコピーが表示されます。クラスター プロファイル マネージャーでプロファイルを選択し、[検証] をクリックして、プロファイルが機能することをチェックします。
PluginScriptsLocation
フォルダーのコピーの配布
プラグイン スクリプトを共有場所に配置できない場合、あるいは配置しない場合、プロファイルに加えてプラグイン スクリプトのコピーを渡すことができます。
メモ
プラグイン スクリプトに変更を加えた場合は、他のユーザーに対して変更が有効になるように、更新したプラグイン スクリプトのコピーを配布する必要があります。
プロファイルとプラグイン スクリプトのコピーを配布するには、以下を行わなければなりません。
MATLAB を開き、[ホーム] 、 [並列] 、 [クラスター プロファイルの管理] に移動して、クラスター プロファイル マネージャーを開きます。
リストでプロファイルを選択し、[エクスポート] をクリックします。
エクスポートされたプロファイルを含む
.settings
ファイルの名前を選択して、[保存] をクリックします。他のユーザーに以下のコピーを送信します。
.settings
ファイル。[PluginScriptsLocation] フォルダーおよびその中のすべてのファイル。
プロファイルとプラグイン スクリプトをインポートするには、他のユーザーは以下を行わなければなりません。
すべてのファイルを各自の選択した場所に保存します。
MATLAB を開き、[ホーム] 、 [並列] 、 [クラスターの作成と管理] に移動します。
クラスター プロファイル マネージャーを開き、[インポート] をクリックします。
.settings
ファイルを選択して、[開く] をクリックします。プロファイル リストにプロファイルのコピーが表示されます。クラスター プロファイル マネージャーでプロファイルを選択し、[編集] をクリックします。プロファイルの [スケジューラ プラグイン] セクションまで下にスクロールし、[PluginScriptsLocation] フォルダーのコピーを指すように [PluginScriptsLocation] プロパティを変更します。
クラスター プロファイル マネージャーでプロファイルを選択し、[検証] をクリックして、プロファイルが機能することをチェックします。
共有ファイル システムを使用するクラスターに関するその他の考慮事項
[HasSharedFileSystem] プロパティを true に設定して (たとえば、クラスターがファイルシステムを MATLAB クライアントと共有している場合は、サードパーティ製スケジューラとのインターフェイスを参照) 汎用クラスター プロファイルを配布する場合、クラスター マシンには、プロファイルの [JobStorageLocation] プロパティで指定されたフォルダーへの読み取りと書き込みのアクセス権がなければなりません。プロファイルを受信する他のユーザーに、次のいずれかが必要であることを知らせます。
各自のプロファイルの [JobStorageLocation] プロパティを共有場所 (ユーザー名と MATLAB バージョンに対し一意である場所を推奨) に設定する。
現在の作業フォルダーが共有場所である場合、ジョブの作成、またはクラスターへのジョブの投入のみを行う。