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georefcells

ラスターセルを地理座標に参照する

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構文

R = georefcells()
R = georefcells(latlim,lonlim,rasterSize)
R = georefcells(latlim,lonlim,latcellextent,loncellextent)
R = georefcells(latlim,lonlim,___,Name,Value)

説明

R = georefcells() は、地理座標内のセルの通常のラスターに対するデフォルトの参照オブジェクトを返します。

R = georefcells(latlim,lonlim,rasterSize) は、rasterSize で指定された行数と列数で、緯度と経度の指定された範囲にまたがるセルのラスターに対する参照オブジェクトを構築します。

例

R = georefcells(latlim,lonlim,latcellextent,loncellextent) を使用すると、地理的なセルの範囲を正確に設定できます。必要に応じて、georefcells は地理的な制限をわずかに調整して、各次元のセル数が整数になるようにします。

例

R = georefcells(latlim,lonlim,___,Name,Value) では、名前と値のペアを使用して列と行の方向を指定できます。

例

例

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180 x 360 の 1 度セルのグリッドで構成され、行が経度-180 から始まり、最初のセルが北西の角に位置するグローバル ラスターに対する参照オブジェクトを構築します。 

latlim = [-90 90];
lonlim = [-180 180];
rasterSize = [180 360];

ラスター サイズを指定してラスター参照オブジェクトを作成します。

R = georefcells(latlim,lonlim,rasterSize,'ColumnsStartFrom','north')
R = 
  GeographicCellsReference with properties:

             LatitudeLimits: [-90 90]
            LongitudeLimits: [-180 180]
                 RasterSize: [180 360]
       RasterInterpretation: 'cells'
           ColumnsStartFrom: 'north'
              RowsStartFrom: 'west'
       CellExtentInLatitude: 1
      CellExtentInLongitude: 1
     RasterExtentInLatitude: 180
    RasterExtentInLongitude: 360
           XIntrinsicLimits: [0.5 360.5]
           YIntrinsicLimits: [0.5 180.5]
       CoordinateSystemType: 'geographic'
              GeographicCRS: []
                  AngleUnit: 'degree'

セルの範囲を指定しても同じ結果が得られます。

extent = 1;

R = georefcells(latlim,lonlim,extent,extent,'ColumnsStartFrom','north')
R = 
  GeographicCellsReference with properties:

             LatitudeLimits: [-90 90]
            LongitudeLimits: [-180 180]
                 RasterSize: [180 360]
       RasterInterpretation: 'cells'
           ColumnsStartFrom: 'north'
              RowsStartFrom: 'west'
       CellExtentInLatitude: 1
      CellExtentInLongitude: 1
     RasterExtentInLatitude: 180
    RasterExtentInLongitude: 360
           XIntrinsicLimits: [0.5 360.5]
           YIntrinsicLimits: [0.5 180.5]
       CoordinateSystemType: 'geographic'
              GeographicCRS: []
                  AngleUnit: 'degree'

入力引数

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1 行 2 列の数値ベクトルとして指定される、度単位の緯度の制限。結果のラスター内の行数は rasterSize によって指定されます。

例: latlim = [-90 90];

経度の制限（度単位）。1 行 2 列の数値ベクトルとして指定されます。結果のラスター内の列数は rasterSize によって指定されます。

例: lonlim = [-180 180];

ラスターの大きさ。1 行 2 列の数値ベクトルとして指定します。

例: rasterSize = [180 360];

数値スカラーとして指定されたセルの高さ。latcellextent の値によって、R の CellExtentInLatitude プロパティが決まります。

例: latcellextent = 1.5

数値スカラーとして指定されたセルの幅。loncellextent の値によって、R の CellExtentInLongitude プロパティが決まります。

例: latcellextent = 1.5

名前と値の引数

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オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

例: R = georefcells(latlim,lonlim,rasterSize,'ColumnsStartFrom','north')

列のインデックス付けが開始されるエッジ。'north' または 'south' のいずれかとして指定されます。

例: R = georefcells(latlim,lonlim,rasterSize,'ColumnsStartFrom','north')

データ型: char | string

列のインデックス付けが開始されるエッジ。'east' または 'west' のいずれかとして指定されます。

例: R = georefcells(latlim,lonlim,rasterSize,'RowsStartFrom','east')

データ型: char | string

出力引数

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ラスター セルを地理座標に参照するオブジェクト。GeographicCellsReference ラスター参照オブジェクトとして返されます。

ヒント

  • ワールド ファイル マトリックスから地理ラスター参照オブジェクトを構築するには、georasterref 関数を使用します。

バージョン履歴

R2015b で導入

参考

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