Main Content

setClosed

ROI オブジェクトのクローズ動作の設定

setClosed は推奨されません。代わりに、新しい ROI で Closed プロパティを使用してください。詳細については、互換性の考慮事項を参照してください。

説明

setClosed(h,TF) は ROI オブジェクト h を、最終点を選択した後に閉じるかどうかを設定します。

入力引数

すべて折りたたむ

ROI オブジェクト。imfreehand または impoly オブジェクトとして指定します。

ROI オブジェクトが閉じている。true または false として指定します。true に設定した場合は、直線で ROI オブジェクトの端点をつないで、閉じた領域を作成します。false に設定した場合は、端点はつながれず、領域は開いたままです。

データ型: logical

バージョン履歴

R2007b で導入

すべて折りたたむ

R2018b: setClosed は非推奨

R2018b 以降、既存の ROI オブジェクトのセットが新しい ROI オブジェクトのセットに置き換えられています。新しいオブジェクトは、面の色の透明度など、さらに便利な機能を提供します。新しいクラスでは、移動やクリックなどの ROI の変化に応答するために使用できるイベントもサポートされています。現時点では、以前の ROI オブジェクトを削除する予定はありませんが、追加された機能や柔軟性を活用するために、新しい ROI に切り替えてください。新しい ROI 関数を使用した ROI の作成方法の詳細については、ROI の形状の作成を参照してください。

既存の ROI では、手描きの形状または多角形の形状を閉じるか閉じないかを制御できます。既定では、ダブルクリックしてこれらのいずれかの形状の最後の頂点を描画すると、ROI は最後の頂点と最初の頂点の間にラインを描画して形状を閉じます。setClosed メソッドを使用すると、開いた手描きの形状またはポリラインを作成できます。新しい ROI では、形状を閉じるか閉じないかを指定するために使用できる Closed プロパティが Freehand および AssistedFreehand 形状でサポートされています。新しい ROI は多角形 (閉じている) 形状とポリライン (開いている) 形状をサポートしており、これらの ROI では Closed プロパティをサポートする必要がありません。

コードの更新

setClosed のすべてのインスタンスを更新してください。

非推奨の使用方法推奨される代替案

この例では、多角形 ROI を作成し、setClosed メソッドを使用して、閉じた多角形を開いたポリラインに変更します。

imshow('cameraman.tif');
h = impoly(gca,[10 10; 50 10; 20 100]);
setClosed(h,false);

開いたポリライン ROI を作成するには、impoly の呼び出しを drawpolyline (または Polyline オブジェクト) に置き換えます。閉じた多角形の形状を作成するには、drawpolygon (または Polygon オブジェクト) を使用します。

imshow('cameraman.tif');
h = drawpolyline(gca,'Position',[10 10; 50 10; 20 100]);

この例では、手描きの ROI を作成し、setClosed メソッドを使用して、閉じた形状を開いた形状に変更します。

imshow('cameraman.tif');
h = imfreehand;
setClosed(h,false);

開いた手描き ROI の形状を作成するには、imfreehand の呼び出しを drawfreehand または drawassisted に置き換えます。Freehand または AssistedFreehand オブジェクトを作成することもできます。閉じた形状を開いた形状に変更するには、Closed プロパティを使用します。

imshow('cameraman.tif');
h = drawfreehand;
h.Closed = false;