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getDefaultPixelInfoString

文字ベクトルとしての既定のピクセル値の取得

構文

pixval = getDefaultPixelInfoString(imgmodel)

説明

pixval = getDefaultPixelInfoString(imgmodel) は、imgmodel のイメージのタイプに基づいて、ピクセル情報ツールに表示される情報に一致する既定のピクセル値文字ベクトルを返します。この文字ベクトルは、実際のピクセル情報の値の代わりに使用できます。

例

イメージ モデルからの RGB ピクセル値の取得

imagemodel オブジェクトから得られたピクセル値は、さまざまな対話型のイメージ処理ツールでの表示に適した複数の形式で返すことができます。

カラー イメージに関連付けられたイメージ モデルを作成します。

h = imshow('flamingos.jpg');

im = imagemodel(h)

 
im =
 
IMAGEMODEL object accessing an image with these properties:

       ClassType: 'uint8'
    DisplayRange: []
     ImageHeight: 972
       ImageType: 'truecolor'
      ImageWidth: 1296
    MinIntensity: []
    MaxIntensity: []

 

行座標と列座標を指定してピクセルを選択します。このピクセルの (行, 列) 座標は (100, 200) です。

r = 100;
c = 200;

関数 getPixelValue を使用してピクセルの数値を取得します。

pxValue = getPixelValue(im,r,c)

pxValue = 1x3 uint8 row vector

   104    95    54

関数 getDefaultPixelInfoString を使用して既定のピクセル情報文字列を取得します。この文字列はイメージのタイプによって異なりますが、ピクセル値を使用しません。ピクセル情報文字列はピクセル情報ツールで使用するのに適しています。

defaultPxInfoStr = getDefaultPixelInfoString(im)

defaultPxInfoStr = 
'[R G B]'

関数 getPixelInfoString を使用して、指定したピクセルのピクセル情報文字列を同じ文字列形式で取得します。

pxInfoStr = getPixelInfoString(im,r,c)

pxInfoStr = 
'[104 95 54]'

関数 getDefaultPixelRegionString を使用して既定のピクセル領域文字列を取得します。この文字列はイメージのタイプによって異なりますが、ピクセル値を使用しません。ピクセル領域文字列はピクセル領域ツールで使用するのに適しています。

defaultPxRegStr = getDefaultPixelRegionString(im)

defaultPxRegStr = 
    'R:000
     G:000
     B:000'

指定したピクセルのピクセル領域文字列を同じ文字列形式で取得するための 2 つの手順があります。まず、関数 getPixelRegionFormatFcn を使用して、数値ピクセル値を書式設定する関数 formatFcn を取得します。次に、formatFcn の入力引数としてピクセルの行座標と列座標を指定して、書式化された文字列を取得します。

formatFcn = getPixelRegionFormatFcn(im);
pxRegStr = formatFcn(r,c)

pxRegStr = 1x1 cell array
    {'R:104...'}

イメージ モデルからのグレースケール ピクセル値の取得

imagemodel オブジェクトから得られたピクセル値は、さまざまな対話型のイメージ処理ツールでの表示に適した複数の形式で返すことができます。

グレースケール イメージに関連付けられたイメージ モデルを作成します。

h = imshow('liftingbody.png');

im = imagemodel(h)

 
im =
 
IMAGEMODEL object accessing an image with these properties:

       ClassType: 'uint8'
    DisplayRange: [0 255]
     ImageHeight: 512
       ImageType: 'intensity'
      ImageWidth: 512
    MinIntensity: 0
    MaxIntensity: 255

 

行座標と列座標を指定してピクセルを選択します。このピクセルの (行, 列) 座標は (50, 250) です。

r = 50;
c = 250;

関数 getPixelValue を使用してピクセルの数値を取得します。

pxValue = getPixelValue(im,r,c)

pxValue = uint8
    151

数値ピクセル値を文字列に変換します。まず、getNumberFormatFcn を使用して、数値ピクセル値を書式設定する関数 formatFcn を取得します。次に、formatFcn の入力引数としてピクセルの数値を指定して、書式化された文字列を取得します。

formatFcn = getNumberFormatFcn(im);
pxValueStr = formatFcn(pxValue)

pxValueStr = 
'151'

関数 getDefaultPixelInfoString を使用して既定のピクセル情報文字列を取得します。この文字列はイメージのタイプによって異なりますが、ピクセル値を使用しません。ピクセル情報文字列はピクセル情報ツールで使用するのに適しています。

defaultPxInfoStr = getDefaultPixelInfoString(im)

defaultPxInfoStr = 
'Intensity'

関数 getPixelInfoString を使用して、指定したピクセルのピクセル情報文字列を同じ文字列形式で取得します。

pxInfoStr = getPixelInfoString(im,r,c)

pxInfoStr = 
'151'

関数 getDefaultPixelRegionString を使用して既定のピクセル領域文字列を取得します。この文字列はイメージのタイプによって異なりますが、ピクセル値を使用しません。ピクセル領域文字列はピクセル領域ツールで使用するのに適しています。

defaultPxRegStr = getDefaultPixelRegionString(im)

defaultPxRegStr = 
'000'

指定したピクセルのピクセル領域文字列を同じ文字列形式で取得するための 2 つの手順があります。まず、関数 getPixelRegionFormatFcn を使用して、数値ピクセル値を書式設定する関数 formatFcn を取得します。次に、formatFcn の入力引数としてピクセルの行座標と列座標を指定して、書式化された文字列を取得します。

formatFcn = getPixelRegionFormatFcn(im);
pxRegStr = formatFcn(r,c)

pxRegStr = 1x1 cell array
    {'151'}

入力引数

imgmodel — イメージ モデル

スカラー imagemodel オブジェクト

イメージ モデル。スカラー imagemodel オブジェクトとして指定します。

出力引数

pixval — 既定のピクセル値

'Intensity' | '[R G B]' | 'BW' | '<Index> [R G B]'

既定のピクセル値。次のいずれかとして返されます。

イメージ タイプ	既定のピクセル値
グレースケール	'Intensity'
トゥルーカラー (RGB)	'[R G B]'
バイナリ	'BW'
インデックス付き	'<Index> [R G B]'

データ型: char

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

getPixelInfoString | getImageType | getDefaultPixelRegionString | impixelinfo | impixelinfoval