dpxread

DPX イメージの読み取り

構文

X = dpxread(filename)

説明

X = dpxread(filename) は filename で指定された DPX ファイルからイメージ データを読み取り、イメージ X を返します。

Digital Picture Exchange (DPX) は、デジタル インターミディエイト ポストプロダクションの施設やフィルム ラボで静止イメージを格納する場合に一般に使用される ANSI 規格のファイル形式です。

例

12 ビット RGB イメージの読み取りと可視化

DPX ファイルからワークスペースにイメージを読み取ります。

RGB = dpxread('peppers.dpx');

イメージ データのデータ範囲に基づいて倍率を作成します。imshow で必要な 16 ビットのデータ範囲に対応するように、イメージをスケーリングする必要があります。

maxOfDataRange = 2^12 - 1;
scaleFactor = intmax('uint16') / maxOfDataRange;

イメージを表示します。

figure
imshow(RGB * scaleFactor)

入力引数

filename — DPX ファイル名

文字ベクトル | string スカラー

DPX ファイル名。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。filename には、ファイルの絶対パス、MATLAB^® パス上のファイル名または相対パス上のファイル名を含めることができます。

例: RGB = dpxread('peppers.dpx');

データ型: char | string

出力引数

X — DPX ファイルからのイメージ データ

数値配列

DPX ファイルからのイメージ データ。filename のピクセルのビット深度に応じて、uint8 クラスまたは uint16 クラスの数値配列として返されます。

バージョン履歴

R2015b で導入

参考

dpxinfo