double

fi オブジェクトの倍精度浮動小数点実際値

構文

b = double(a)

説明

b = double(a) は fi オブジェクトの実際値を倍精度浮動小数点形式で返します。

固定小数点数は以下のように表現することができます。

$$real\text{-}worldvalue=2^{-fractionlength}\times storedinteger$$

または、次も等価です。

$$real\text{-}worldvalue=(slope\times storedinteger)+bias$$

例

fi オブジェクトの格納整数の倍精度形式の確認

値 -1 および 1、語長 8 ビット、小数部の長さ 7 ビットの符号付き fi オブジェクトを作成します。

a = fi([-1 1], 1, 8, 7)

a = 
   -1.0000    0.9922

          DataTypeMode: Fixed-point: binary point scaling
            Signedness: Signed
            WordLength: 8
        FractionLength: 7

fi オブジェクト a の格納整数の倍精度浮動小数点実際値を確認します。

b = double(a)

b = 1×2

   -1.0000    0.9922

入力引数

a — 倍精度浮動小数点で表示する fi オブジェクト

fi オブジェクト

倍精度浮動小数点で表示する入力 fi オブジェクト。

データ型: fi

拡張機能

C/C++ コード生成

MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

使用上の注意および制限:

• 自動化されたワークフローでは、固定小数点のデータ型をサポートしない関数を分離するために MATLAB^® アルゴリズム内で明示的な double 型または single 型のキャストを使用しないでください。自動変換ツールはこれらのキャストをサポートしません。キャストを使用する代わりに、置換関数を指定してください。詳細については、関数の置換を参照してください。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

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