addFunctionReplacement

クラス: coder.FixPtConfig
名前空間: coder

固定小数点の変換で浮動小数点関数を固定小数点関数で置き換える

構文

addFunctionReplacement(floatFn,fixedFn)


説明

addFunctionReplacement(floatFn,fixedFn) は coder.FixPtConfig オブジェクト内の関数の置き換えを指定します。浮動小数点から固定小数点への変換中に、変換プロセスは、指定された浮動小数点関数を指定された固定小数点関数で置き換えます。固定小数点関数は、浮動小数点関数と同じフォルダー内か、または MATLAB^® パス上になければなりません。

入力引数

floatFn — 浮動小数点関数の名前

'' (既定値) | string

string として指定される浮動小数点関数の名前。

fixedFn — 固定小数点関数の名前

'' (既定値) | string

string として指定される固定小数点関数の名前。

例

固定小数点変換構成オブジェクトでの関数置換の指定

以下を仮定します。

• 関数 myfunc はローカル関数 myadd を呼び出します。

• テスト関数 mytest は myfunc を呼び出します。

• myadd への呼び出しを固定小数点関数 fi_myadd で置き換えます。

coder.FixPtConfig オブジェクト fixptcfg を既定の設定で作成します。

fixptcfg = coder.config('fixpt');

テスト ベンチの名前を設定します。この例では、テスト ベンチ関数名は mytest です。

fixptcfg.TestBenchName = 'mytest';

浮動小数点関数 myadd が固定小数点関数 fi_myadd で置き換えられるように指定します。

fixptcfg.addFunctionReplacement('myadd', 'fi_myadd');

浮動小数点の MATLAB 関数 myfunc を固定小数点に変換します。

fiaccel -float2fixed fixptcfg myfunc

浮動小数点から固定小数点への変換中に fiaccel は myadd を fi_myadd に置き換えます。

参考

coder.FixPtConfig | fiaccel