型修飾子
この例では、パラメーター データを表すグローバル変数に const
および volatile
のキーワードを適用する方法を説明します。
C コンストラクター
const volatile double myParam = 9.8;
手順
1. モデル例 ex_const_volatile
を開きます。
open_system('ex_const_volatile');
2. モデルで Gain ブロックを選択します。プロパティ インスペクターで、[ゲイン] パラメーターの値を myParam
に設定します。
3. パラメーター値の横にあるアクション ボタン (3 つの縦向きのドットのボタン) をクリックし、[作成] を選択します。
myParam = Simulink.Parameter(9.8); set_param('ex_const_volatile/Gain','Gain','myParam');
4. [新規データの作成] ダイアログ ボックスで、[値] を Simulink.Parameter(9.8)
に設定します。[作成] をクリックします。A Simulink.Parameter
オブジェクト myParam
がベース ワークスペースに表示されます。このオブジェクトを使用して、Gain ブロックで [ゲイン] パラメーターの値が設定されます。この例では 9.8 です。
5. [コード生成] タブで、[Coder アプリでの構成] ボタンをクリックします。コード マッピング エディターで、[ストレージ クラス] を ConstVolatile
に設定します。あるいは、キーワードを 1 つのみ適用する場合、ストレージ クラス Const
または Volatile
を使用します。
myParam.StorageClass = 'ConstVolatile';
6. モデルをビルドしてコードを生成するには、Ctrl+B を押します。
evalc('slbuild(''ex_const_volatile'')');
結果
生成されたソース ファイル ex_const_volatile.c
は、キーワード myParam
および volatile
を使用して const
を定義します。
file = fullfile('ex_const_volatile_ert_rtw','ex_const_volatile.c'); coder.example.extractLines(file,'/* Definition for custom', ... 'const volatile real_T myParam = 9.8;',1,1);
/* Definition for custom storage class: ConstVolatile */ const volatile real_T myParam = 9.8; /* Referenced by: '<Root>/Gain' */