組み込みターゲットのコードの置換
プロセッサ固有のコード置換ライブラリを使用したコードの最適化
コード生成時にコード置換ライブラリ (CRL) を使用するようにコード ジェネレーターを構成することで、コード ジェネレーターによって生成される特定のプロセッサ向けのコードを最適化できます。Embedded Coder® のライセンスをお持ちの場合は、カスタム コード置換ライブラリを開発して適用できます。
MathWorks® が提供するコード置換ライブラリを使用したコードの置換方法の詳細については、コード置換とはおよびSimulink モデルから生成されたコードの置換を参照してください。コード置換ライブラリの開発の詳細については、What Is Code Replacement Customization?およびコード置換ライブラリの開発を参照してください。
リアルタイムのプロファイリング機能を使用して最適化の効果を確認するプロセス
リアルタイムのプロファイリング機能を使用して、生成コードにプロセッサ固有のライブラリの関数や演算子を適用した結果を調べることができます。プロセッサ固有のコード置換ライブラリを選択した後、リアルタイムの実行プロファイリング機能を使用してプログラム実行時の変化を調べます。
コード生成時にプロセッサ固有のコード置換ライブラリを適用した効果を評価するには、次のプロセスを使用します。
モデルでリアルタイムのプロファイリングを有効にします。コード実行のプロファイルを参照してください。
コード置換ライブラリを指定せずにプロジェクトのコードを生成します ([コード置換ライブラリ] の既定の設定は
[なし]
です)。コードをプロファイリングし、レポートを保存します。
プロセッサ固有のコード置換ライブラリを使用してプロジェクトをリビルドします。
コードをプロファイリングし、2 つ目のレポートを保存します。
プロセッサ固有のライブラリを選択してアプリケーションを実行した場合のプロファイル レポートを、コード置換ライブラリを選択していない最初のレポートのプロファイル結果と比較します。
コード最適化について検証する例については、ヘルプで「Optimizing Embedded Code via Code Replacement Library」を検索し、該当する IDE の例を選択してください。