do while ループ

この例では、Simulink® ブロックと Stateflow® チャートを使用して do while ループ構造を実装する方法を示します。

C 構成要素

num_iter = 1;
do {
   flag = func();
   num_iter++;
   }
while (flag && num_iter <= 100)

do while ループのモデル化パターン: While Iterator Subsystem ブロック

do while ループを作成する方法の 1 つとして、[Simulink]、[Ports and Subsystems] ライブラリの While Iterator Subsystem ブロックを使用する方法があります。

1. モデル例 ex_do_while_loop_SL を開きます。

モデルには、シミュレーションのタイム ステップでサブシステムの内容の実行を繰り返す While Iterator Subsystem ブロックが含まれています。

While Iterator Subsystem で次の設定を確認します。

• func Subsystem ブロックの出力 flag は func( ) のアルゴリズムの結果に応じて 0 または 1 になります。func() は func サブシステムの [関数名] です。

• While Iterator ブロックの [最大反復回数] は 100 になっています。

• While Iterator ブロックの [While ループ タイプ] は do-while になっています。

2. モデルをビルドしてコードを生成するには、Ctrl+B を押します。

do while ループを実装するコードが ex_do_while_loop_SL.c の関数 ex_do_while_loop_SL_step に含まれています。

/* Model step function */
void ex_do_while_loop_SL_step(void)
{
  int32_T s1_iter;

  /* Outputs for Iterator SubSystem: '<Root>/While Iterator Subsystem' incorporates:
   *  WhileIterator: '<S1>/While Iterator'
   */
  s1_iter = 1;

  /* SystemReset for Atomic SubSystem: '<S1>/func' */
  func_Reset();

  /* End of SystemReset for SubSystem: '<S1>/func' */
  /* End of Outputs for SubSystem: '<Root>/While Iterator Subsystem' */
  do {
    func();
    s1_iter++;
  } while (flag && (s1_iter <= 100));
}

do while ループのモデル化パターン: Stateflow チャート

1. モデル例 ex_do_while_loop_SF を開きます。

モデルの ex_do_while_loop_SF/Chart で do while ループが実行されます。

チャートには While ループの判定パターンが含まれています。これは、[チャート]、[パターンをチャートに追加]、[ループ]、[While] を選択して追加します。

2. モデルをビルドしてコードを生成するには、Ctrl+B を押します。

do while ループを実装するコードが ex_do_while_loop_SF.c の関数 ex_do_while_loop_SF_step に含まれています。

/* Model step function */
void ex_do_while_loop_SF_step(void)
{
  int32_T num_iter;

  /* Chart: '<Root>/Chart' */
  num_iter = 1;
  do {
    func();
    num_iter++;
  } while (flag && (num_iter <= 100));
}

参考

While Iterator Subsystem

トピック

• while ループ
• パターン ウィザードを使用したフロー チャートの作成 (Stateflow)