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TLC の構成

コマンド ライン引数の設定

TLC コマンド ライン引数は、MATLAB® コマンド ラインから set_param コマンド、モデル パラメーター TLCOptions、および TLC オプション -a を使用して入力できます。たとえば、TLC コマンド ライン文字列 -amyConfigVariable=1 を入力するには、次の MATLAB コマンドを使用します。

set_param(modelName,'TLCOptions','-amyConfigVariable=1');

-amyConfigVariable=1 を使用することは、ターゲット ファイルで次のコードを記述することと等価です。

%assign myConfigVariable = 1

あるいは、TLC コマンド ラインで -a オプションを使用して TLC コード生成プロセスを構成できます。この場合、TLC コマンドを対話的に指定しなければなりません。

-a オプションは繰り返し使用できます。

このプロセスの仕組みを示す例として、次の TLC コード フラグメントについて考えます。

%if !EXISTS(myConfigVariable)
  %assign myConfigVariable = 0 
%endif
  %if (myConfigVariable == 1)
      code fragment 1
  %else      
      code fragment 2
  %endif

コマンド ラインで -amyConfigVariable=1 を指定した場合は code fragment 1 が生成され、それ以外の場合は code fragment 2 が生成されます。if ブロックの最初に次の記述があります。

%if !EXISTS(myConfigVariable)

これは、コマンド ラインに -amyConfigVariable を追加し忘れた場合に TLC でエラーが生成されないように、myConfigVariable の既定値を 0 に設定するためのものです。

-a オプションを使用して文字列変数を入力する場合、変数を二重引用符で囲まなければなりません。

-aMyStringVariable="hello"

ただし、文字列に空白が含まれる場合は、文字列をアポストロフィと二重引用符で囲みます。

-aMyStringVariable="'hello world'"

文字列にアポストロフィが含まれる場合は、空白が含まれているかどうかに関係なく、この処理を行います。さらに、アポストロフィをエスケープする (二重にする) 必要があります。

-aMyStringVariable="'can''t'"

TLC のデバッグ用の構成

[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスで TLC をデバッグ用に構成するには、オプション [コード生成時に TLC デバッガーを実行] を探します。TLC デバッガーを有効にするには、[コード生成時に TLC デバッガーを実行] を選択します。詳細については、TLC デバッガーの使用、およびTarget Language Compilerのデバッグに関するトピックを参照してください。

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