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STM32 プロセッサベースのボードの監視と調整および PIL のためのシリアル構成
シリアル通信を使用した監視と調整 (エクスターナル モード) または PIL 用にモデルを準備するには、以下を行います。
[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスで、[モデル コンフィギュレーション パラメーター] 、 [ハードウェア実行] を選択します。
[ハードウェア ボード] ドロップダウン リストから STM32F4xx ベースのプロセッサを選択します。
[Target Hardware Resources] で [External mode] を選択します。
[Communication interface] ドロップダウン リストで
[Serial]
を選択します。[Logging buffer size in bytes] を指定します。より多くの信号をログ記録したり、より速いレートでログ記録したりする場合は、ログ バッファー サイズが十分な大きさであることを確認してください。
データをリアルタイムでログ記録するために専用のタイマーを使用する場合は、[Use a dedicated timer to improve time stamp accuracy] パラメーターを有効にします。このパラメーターが選択されていない場合、データはシミュレーション時間でログ記録されます。
メモ
モデルの Display ブロックと Scope ブロックを使用するには、[Use a dedicated timer to improve time stamp accuracy] パラメーターが無効になっていることを確認してください。
エクスターナル モードの実行の進捗と更新が診断ビューアーまたはコマンド ウィンドウに表示されるように、[Verbose] チェック ボックスがオンになっていることを確認します。
[Connectivity] に移動し、[USART/UART] を選択します。
選択した USART/UART について、[Desired baud rate in bits/sec]、[Mode]、および [DMA settings] が STM32CubeMX プロジェクトで構成されていることを確認します。STM32CubeMX プロジェクトを開き、次の構成を行います。
USART/UART の [Mode] を
Asynchronous
に設定します。目的の [Baud Rate] をビット/秒単位で指定します。
メモ
ボー レートが高いほど、より速いレートでデータのログ記録が可能です。
[DMA settings] で USART 受信の DMA リクエストを追加します。
ハードウェア ボードには ST-LINK に接続された USART ピンがあります。モデルをエクスターナル モードで実行するには、GPIO 設定が USART 用に構成されていることを確認してください。ST-LINK に接続された USART ピンの詳細については、それぞれのボードの概略図を参照してください。
プロジェクト ファイルを保存します。
メモ
エクスターナル モードおよび PIL を正常に行うには、上記の構成を STM32CubeMX プロジェクトで行い、
.ioc
プロジェクト ファイルをインポートします。詳細については、Simulink での STM32CubeMX を使用した STM32 プロセッサベースのボードの構成を参照してください。ターゲット ハードウェアで使用する対応する COM ポートを指定します。
コンピューターで利用可能な COM ポートの一覧を確認するには、[スタート]、[コントロール パネル]、[デバイス マネージャー]、[ポート (COM と LPT)] を選択します。
以上で、シリアル通信経由で監視と調整のアクション (エクスターナル モード) を実行するためのモデルの準備が整いました。
参考
Simulink での STM32CubeMX を使用した STM32 プロセッサベースのボードの構成