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setOverrideBuild

保護モデルのビルドをオーバーライドする

説明

setOverrideBuild(callback, override) は、Simulink.ProtectedModel.Callback オブジェクトでビルド プロセスをオーバーライドできるかどうかを指定します。このメソッドは、'CODEGEN' 機能の 'Build' イベントに応答して実行するコールバックでのみ有効です。

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  1. コールバック コードに MATLAB® コマンドの文字ベクトルを使用するコールバック オブジェクトを作成します。このコールバックを、'CODEGEN' 機能の 'Build' イベントに対して定義します。

    pmCallback = Simulink.ProtectedModel.Callback('Build',...
    'CODEGEN','disp(''Hello world!'')')
    
  2. コールバックがビルド プロセスをオーバーライドすることを確認します。

    setOverrideBuild(pmCallback, true);
    
  3. モデル sldemo_mdlref_counter を保護して、作成したコールバックを指定します。

    Simulink.ModelReference.protect('sldemo_mdlref_counter',...
    'Mode', 'CodeGeneration','Callbacks',{pmCallback})
    
  4. モデル sldemo_mdlref_basic をビルドします。これは保護モデル sldemo_mdlref_counter を参照しています。最上位モデルが保護モデルのビルドを開始すると、作成したコールバックがビルド プロセスをオーバーライドします。

    slbuild('sldemo_mdlref_basic')

入力引数

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保護モデルのビルド プロセスをオーバーライドする保護モデルのコールバック。Simulink.ProtectedModel.Callback として指定します。このコールバック オブジェクトは、'CODEGEN' 機能の 'Build' イベントに対して定義する必要があります。

保護モデルのビルド プロセスをオーバーライドするオプション。論理値として指定します。このオプションは、'CODEGEN' 機能の 'Build' イベントに対して定義されているコールバック オブジェクトにのみ適用されます。

例: pmcallback.setOverrideBuild(true)

バージョン履歴

R2016a で導入