メインコンテンツ

このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。

かっこのレベル

生成コードのかっこのスタイル

モデル コンフィギュレーション ペイン: [コード生成] / [コード スタイル]

説明

生成コードのかっこのスタイルを指定します。

設定

ノミナル (可読性のために最適化) (既定値) | 最小 (C/C++ の演算子の優先度に依存) | 標準 (標準準拠のためのかっこ) | 最大 (かっこで優先度を指定)

既定の設定: ノミナル (可読性のために最適化)

最小 (C/C++ の演算子の優先度に依存)

ANSI®1 C または C++ で必要な場所にのみかっこを挿入するか、既定の優先順位をオーバーライドするためにかっこを挿入します。

最小レベルを使用して C/C++ コードを生成すると、コンパイラの一部ではある設定に対して、コンパイラの警告が表示される場合があります。これらの警告を削除するには、ノミナル レベルを試します。

ノミナル (可読性のために最適化)

可読性と見た目の複雑度のバランスを考慮した方法でかっこを挿入します。

標準 (標準準拠のためのかっこ)

MISRA™2 への準拠とコードの可読性の向上の両方が必要な方法でかっこを挿入します。この設定で生成されるコードは MISRA の要件に準拠しています。

最大 (かっこで優先度を指定)

演算子の優先順位に依存せずに意味を指定するためにかっこを含めます。この設定で生成されるコードは MISRA の要件に準拠しています。

すべて展開する

[かっこのレベル] を異なる値に設定し、それぞれの場合の生成コードでかっこを比較します。

次の生成コードは、[かっこのレベル] に既定値の [ノミナル (可読性のために最適化)] を使用して生成されたものです。

Out = ((In2 * In1 - In1 > 1.0) && (In2 > 2.0));

同じコードを [かっこのレベル][最小 (C/C++ の演算子の優先度に依存)] に設定して生成すると次のようになります。

Out = In2 * In1 - In1 > 1.0 && In2 > 2.0;

同じコードを [かっこのレベル][標準 (標準準拠のためのかっこ)] に設定して生成すると次のようになります。

Out = (((In2 * In1) - In1 > 1.0) && (In2 > 2.0));

同じコードを [かっこのレベル][最大 (かっこで優先度を指定)] に設定して生成すると次のようになります。

 Out = ((((In2 * In1) - In1) > 1.0) && (In2 > 2.0));

推奨設定

アプリケーション設定
デバッグノミナル (可読性のために最適化)
トレーサビリティノミナル (可読性のために最適化)
効率性最小 (C/C++ の演算子の優先度に依存)
安全対策

推奨なし

プログラムでの使用

パラメーター: ParenthesesLevel
型: 文字ベクトル
値: 'Minimum' | 'Nominal' | 'Standards' | 'Maximum'
既定の設定: 'Nominal'

バージョン履歴

R2006b で導入


1 ANSI is a registered trademark of the American National Standards Institute, Inc.

2 MISRA is a registered trademarks of MIRA Ltd, held on behalf of the MISRA Consortium.