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Code Replacement Tool

コード置換ライブラリの内容の作成、変更、および検証

説明

コード置換ツールは、カスタム コード置換ライブラリを作成して管理するために使用できるグラフィカル インターフェイスです。ライブラリ内でコード置換テーブルを作成、インポート、操作、および検証できます。このツールでは、カスタマイズ ファイルを生成してコード置換ライブラリをコード ジェネレーターに登録することもできます。ツールを開いたときにテーブル名を指定すると、ツールにはそのテーブルの内容のみが表示されます。

ツールの表示は、テーブルとテーブル エントリ情報を示す次の 3 つのペインで構成されます。

  • 左のペインにはコード置換テーブルがリストされます。

  • 中央のペインには使用可能なテーブルがリストされるか、左のペインでテーブルを選択した場合は、そのテーブル内のテーブル エントリがリストされます。

  • 右のペインにはテーブルまたはテーブル エントリの詳細がリストされます。テーブルを選択すると、右のペインにテーブルのプロパティ (変更可能なテーブル名、テーブル バージョン、およびテーブル内のエントリ合計数) が表示されます。テーブル エントリを選択すると、右のペインにそのエントリのマッピングとビルド情報が表示されます。

Code Replacement Tool を開く

コマンド プロンプトで、crtool と入力します。

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この例では、コード置換ツールでコード置換テーブル my_lookup_replacement_table を開く方法を示します。このテーブルはGenerate Code by Using Lookup Table Code Replacement Libraryで使用します。

crtool('my_lookup_replacement_table')

Code replacement tool showing table my_lookup_replacement_table.

関連する例

パラメーター

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エントリの概要情報 (中央のペイン)

置換対象の関数または演算の概念名。算術演算、関数、BLAS 演算、CBLAS 演算、正味の勾配の固定小数点演算、セマフォまたはミューテックス エントリ、カスタマイズ エントリの名前を指定できます。

実装 (置換) 関数の名前。

入力引数の数。

概念入力引数のデータ型。

概念出力引数のデータ型。

エントリの一致の優先順位。選択されたコード置換ライブラリ内の同じ名前の他のエントリおよび概念引数リストを基準に優先順位が付けられます。優先順位の値は 0 から 100 の範囲で、最も優先順位が高いのは 0 です。既定の設定は 100 です。ライブラリで関数または演算子に 2 つの実装が提供されている場合、優先順位が高い方の実装が低い方よりも優先されます。

エントリ マッピング情報 (右のペイン)

置換対象の関数または演算の概念名。算術演算、関数、BLAS 演算、CBLAS 演算、正味の勾配の固定小数点演算、セマフォまたはミューテックス エントリ、カスタマイズ エントリの名前を指定できます。

置換対象の関数または演算に対して構成された計算または近似アルゴリズム。たとえば、次を構成できます。

  • [ニュートン・ラフソン] 計算方法を使用する Reciprocal Sqrt ブロック。

  • [関数][sin][cos][sincos]、または [atan2] に設定され、近似法 [CORDIC] または [ルックアップ] を使用する Trigonometric Function ブロック。

  • 演算前または演算後にキャスト アルゴリズムを使用する加算または減算演算。

置換対象の関数または演算の入力引数および出力引数の名前。概念引数は、コード ジェネレーターにとって既知の命名規則 (y1, u1, u2, ...) とデータ型を観察します。

置換対象の関数または演算の選択した入力引数または出力引数のデータ型。概念引数は、コード ジェネレーターにとって既知のデータ型を観察します。

置換対象の関数または演算の選択した入力引数または出力引数が実数と複素数のどちらであるか。

置換対象の関数または演算の選択した入力引数または出力引数がスカラー値と行列のどちらであるか。[Matrix] を選択すると、範囲の次元を指定するパラメーター、MATLAB コードの置換用のパラメーター、配列レイアウトが表示されます。

行列の次元の下限範囲を指定するベクトル。

行列の次元の上限範囲を指定するベクトル。

配列要素がメモリに格納される順序。行優先のレイアウトにより特定のアルゴリズムのパフォーマンスが向上し、行優先レイアウトを使用する外部コードまたはデータとの統合が容易になります。

実装引数のデータ型を概念引数の型と同じにするかどうか。たとえば、ほとんどの ANSI-C 関数は double データで機能し、それを返します。関数または演算の概念表現を、引数および戻り値を指定する実装表現にマッピングする場合は、このチェック ボックスをオフにします。たとえば、関数 sin の概念表現を、引数および single (single sin(single)) 型の戻り値を指定する実装表現にマッピングする場合はチェック ボックスをオフにします。

置換関数の名前。

置換関数の名前空間。

実装関数が void を返すかどうか。

置換関数の入力引数と出力引数の名前。

置換関数の選択した入力引数または出力引数のデータ型。

置換関数の選択した引数が入力引数と出力引数のどちらであるか。

const 型修飾子を置換関数の選択した引数に適用するかどうか。

置換関数の選択した引数がポインターかどうか。

置換関数の選択した入力引数または出力引数が実数と複素数のどちらであるか。

置換関数でサポートされる飽和モード。

置換関数でサポートされる丸めモード。

置換関数が式の入力を受け入れるかどうか。このパラメーターを選択すると、コード ジェネレーターは式の入力の代わりに一時変数を挿入するのではなく、式の入力を生成されたコードに統合します。

置換関数が内部またはグローバル状態を表す変数を変更するかどうか。

エントリのビルド情報 (右のペイン)

置換関数のヘッダー ファイル (my_rep_func.h など)。

置換関数のソース ファイル (my_rep_func.c など)。

置換関数に含める追加のヘッダー ファイルの名前とパス (support_files.hmatlab\customization\mylib\include など)。

置換関数に含める追加のソース ファイルの名前とパス (support_files.cmatlab\customization\mylib\src など)。

置換関数で使用するリンク オブジェクト ファイルの名前とパス (support_files.omatlab\customization\mylib\bin など)。

置換関数で使用するリンク フラグ (-MD -Gy など)。

置換関数で使用するコンパイル フラグ (-Zi -Wall など)。

コード ジェネレーターがビルド プロセスを開始する前にファイルを外部フォルダーからビルド フォルダーにコピーするかどうか。

プログラムでの使用

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crtool(table) はコード置換ツールを開いて table の内容を表示します。ここで table は、コード置換テーブルを定義する MATLAB ファイルに名前を指定する文字ベクトルです。ファイルは現在のフォルダーまたは MATLAB パス上になければなりません。

バージョン履歴

R2014b で導入