dfilt.calattice
結合オールパス ラティス フィルター
構文
hd = dfilt.calattice(k1,k2,beta)
hd = dfilt.calattice
説明
hd = dfilt.calattice(k1,k2,beta) は、離散時間型の結合オールパス ラティス フィルター オブジェクト hd を返します。これは、2 つのオールパス ラティス フィルター構造を結合したものです。各構造のラティス係数は、ベクトル k1 および k2 です。入力引数 beta は次の図で示されます。
hd = dfilt.calattice は、既定の離散時間型結合オールパス ラティス フィルター オブジェクト hd を返します。既定値は k1 = k2 = []、および beta = 1 です。このフィルターでは、入力が変化せずそのまま出力されます。
例
以下のコードをもつ hd を使用して、dfilt フィルターに対して、3 次ラティス結合オールパス フィルター構造を指定します。
k1 = [0.9511 + 1j*0.3088; 0.7511 + 1j*0.1158]; k2 = 0.7502 - 1j*0.1218; beta = 0.1385 + 1j*0.9904; hd = dfilt.calattice(k1,k2,beta);
Allpass1 プロパティおよび Allpass2 プロパティが係数のベクトルを格納します。
バージョン履歴
R2011a で導入
