部分

四元数の各部分の抽出

R2020a 以降

構文

[a,b,c,d] = parts(quat)

説明

[a,b,c,d] = parts(quat) は、quaternion 配列の各部分を配列として返します。それぞれが quat と同じサイズになります。

例

四元数を四元数の各部分の行列に変換

関数 parts を使用して、四元数表現を各部分に変換します。

各部分を指定して、四元数の 2 要素の列ベクトルを作成します。

quat = quaternion([1:4;5:8])

quat = 2x1 quaternion array
     1 + 2i + 3j + 4k
     5 + 6i + 7j + 8k

関数 parts を使用して、quaternion 行列から各部分を復元します。各部分は個別の出力引数として返され、それぞれが入力の四元数である 2 行 1 列のベクトルと同じサイズになります。

[qA,qB,qC,qD] = parts(quat)

qA = 2×1

     1
     5

qB = 2×1

     2
     6

qC = 2×1

     3
     7

qD = 2×1

     4
     8

入力引数

quat — 四元数

quaternion オブジェクト | quaternion オブジェクトの配列

四元数。quaternion オブジェクト、または任意の次元の quaternion オブジェクトの配列として指定します。

出力引数

[a,b,c,d] — 四元数の各部分

数値配列

四元数の各部分。a、b、c、d の 4 つのコンマ区切りの数値配列として返されます。各部分のサイズは quat と同じになります。

データ型: single | double

拡張機能

C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2020a で導入

参考

関数

• classUnderlying | compact

オブジェクト

• quaternion

トピック

• Rotations, Orientations, and Quaternions for Automated Driving