データ変換フラグ
CoerceNumericToType
このフラグはデータ コンバーターに対して、すべての数値 VARIANT
データを特定の 1 つの MATLAB® 型に変換するように指示します。
このフラグによって影響を受ける VARIANT
型コードは次のとおりです。
VT_I1
VT_UI1
VT_I2
VT_UI2
VT_I4
VT_UI4
VT_R4
VT_R8
VT_CY
VT_DECIMAL
VT_INT
VT_UINT
VT_ERROR
VT_BOOL
VT_DATE
このフラグに対して有効な値は次のとおりです。
mwTypeDefault
mwTypeChar
mwTypeDouble
mwTypeSingle
mwTypeLogical
mwTypeInt8
mwTypeUint8
mwTypeInt16
mwTypeUint16
mwTypeInt32
mwTypeUint32
このフラグの既定値 mwTypeDefault
は、データ変換ルールにリストされているルールに従って数値データを変換します。
InputDateFormat
このフラグはデータ コンバーターに対して VARIANT
日付を MATLAB 日付に変換する方法を指示します。このフラグに対して有効な値は mwDateFormatNumeric
(既定値) および mwDateFormatString
です。この既定値では、サポートされる VARIANT 型コードにリストされているルールに従って VARIANT
日付が変換されます。mwDateFormatString
フラグは VARIANT
日付をその文字ベクトル表現に変換します。このフラグは VARIANT
型コード VT_DATE
にのみ影響します。
OutputAsDate As Boolean
このフラグはデータ コンバーターに対して出力引数を日付として処理するよう指示します。既定では、コンパイルされた MATLAB 関数からの出力パラメーターである数値の日付は、COM の日付バイアス (693960) によるデクリメントだけでなく、COM 日付への型強制を必要とする Double
として渡されます。すべての Double
型の出力値を変換するには、このフラグを True
に設定します。
DateBias As Long
このフラグは COM から MATLAB の数値の日付への変換を実行するための日付バイアスを設定します。このプロパティの既定値は 693960 で、COM Date
型と MATLAB の数値の日付の差を表しています。このフラグにより、数値の日付が既に 693960 インクリメントされている既存の MATLAB コードは、MATLAB Compiler™ のコンポーネントでそのまま使用できます。そのようなコードで日付を処理するには、このプロパティを 0
に設定します。