Hello World
この例では、codegen
コマンドを使って単純な MATLAB® 関数から MEX 関数を生成する方法を示します。codegen
を使用すると、MATLAB コードがコード生成に適しているかどうかをチェックし、多くの場合 MATLAB アルゴリズムを高速化することができます。MEX 関数を実行して、実行時エラーをチェックできます。
必要条件
この例には必要条件はありません。
関数 'hello_world' について
関数 hello_world.m
は、単に文字列 'Hello World!' を返します。
type hello_world
function y = hello_world %#codegen y = 'Hello World!';
%#codegen
命令は、当該の MATLAB コードがコード生成用であることを示します。
MEX 関数の生成
最初に、コマンドcodegen
を使用して MEX 関数を生成し、コンパイルする MATLAB ファイルの名前を指定します。
codegen hello_world
Code generation successful.
既定で、codegen
は、現在のフォルダーに hello_world_mex
という名前の MEX 関数を生成します。これにより、MATLAB コードと MEX 関数をテストして結果を比較することができます。
MEX 関数の実行
MEX 関数を実行してその動作を元の MATLAB 関数の動作と比較し、ランタイム エラーがないかチェックします。
hello_world_mex
ans = 'Hello World!'