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浮動小数点での無効な演算
オペランドが NaN でない浮動小数点演算の結果が NaN になる
説明
このチェックでは、浮動小数点演算の結果が NaN になるかどうかを判別します。このチェックは、NaN を組み込んだ検証モードを有効にし、結果が NaN になる演算を検証で強調表示するように指定している場合にのみ実行されます。
検証で NaN について警告を生成するように指定している場合、チェックは次のようになります。
ソフトウェアで考慮されるすべての実行パスで演算が NaN になり、オペランドが NaN でない場合はレッド。
オペランドが NaN でないときに一部の実行パスで演算が NaN になる場合はオレンジ。
オペランドが NaN でなければ演算が NaN にならない場合はグリーン。
検証で NaN を禁止するように指定している場合、チェックの色は演算の結果にのみ依存します。色はオペランドには依存しません。
このチェックでは、浮動小数点変数が NaN になる可能性のある、浮動小数点変数から整数への変換も強調表示します。この場合、NaN を検証に組み込んでいて、変換に対する入力として NaN を許可していないと、必ずこのチェックが実行されます。
この検証モードを有効にするには、以下のオプションを使用します。
NaN (-check-nan)
:引数warn-first
またはforbid
を使用。
例
結果情報
グループ: 数値 |
言語: C | C++ |
頭字語: INVALID_FLOAT_OP |
バージョン履歴
R2016a で導入