クラス (-class-analyzer
)
検証するクラスの指定
説明
このオプションは Code Prover 解析のみに影響します。
Polyspace® が main
の生成に使用するクラスを指定します。
オプションの設定
以下のいずれかの方法を使用してオプションを設定します。
Polyspace ユーザー インターフェイス (デスクトップ製品のみ): プロジェクト構成で [Code Prover 検証] ノードを選択してから、このオプションを選択します。
Polyspace Platform ユーザー インターフェイス (デスクトップ製品のみ): プロジェクト構成の [静的解析] タブで [実行時エラー] ノードを選択してから、このオプションを選択します。最初に有効にしなければならない他のオプションについては、依存関係を参照してください。
コマンド ラインとオプション ファイル: オプション
-class-analyzer
を使用します。コマンド ライン情報を参照してください。
このオプションを使用する理由
モジュールまたはライブラリを検証している場合、main
関数が存在しないと、Code Prover によって生成されます。main
関数が存在する場合、解析では既存の main
が使用されます。
このオプションとオプション [指定クラス内で呼び出す関数] (-class-analyzer-calls)
を使用して、生成された main
が呼び出さなければならないクラス メソッドを指定します。main
から直接または間接的に呼び出される場合を除いて、本ソフトウェアはそのクラス メソッドを解析しません。
設定
既定値: all
all
main
関数を生成するため、Polyspace はヘッダー ファイル外で 1 つ以上のメソッドが定義されているクラスをすべて使用します。生成されたmain
は、オプション[指定クラス内で呼び出す関数] (-class-analyzer-calls)
を使用して指定されたメソッドを呼び出します。none
生成された
main
はどのクラス メソッドも呼び出せません。custom
main
関数を生成するため、Polyspace は指定されるクラスを使用します。生成されたmain
は、オプション[指定クラス内で呼び出す関数]
を使用して指定されるクラスからメソッドを呼び出します。
依存関係
このオプションは、以下のすべてに該当する場合にのみ使用できます。
[ソース コードの言語] (-lang)
を[CPP]
または[C-CPP]
に設定。[モジュールまたはライブラリの検証] (-main-generator)
が選択されている。
コードに main
関数が含まれている場合、このオプションは無視されます。
ヒント
このオプションで
[none]
を選択した場合、コード中で明示的に呼び出されないクラス メソッドは Polyspace では検証されません。Polyspace は、インスタンス化されていないテンプレートを検証しません。クラス テンプレートを検証するには、テンプレートを使用してクラスを明示的にインスタンス化します。テンプレート クラスを参照してください。
コマンド ライン情報
パラメーター: -class-analyzer |
値: all | none | custom= |
既定値: all |
例 (Code Prover): polyspace-code-prover -sources |
例 (Code Prover Server): polyspace-code-prover-server -sources |