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クラスの内容のみを解析 (-class-only)

クラス メソッド以外のコードを解析しない

説明

このオプションは Code Prover 解析のみに影響します。

このオプションは、MATLAB® コードまたは Simulink® モデルから生成されたコードでは使用できません。

オプション [クラス] (-class-analyzer) を使用して指定されたクラスのメソッドのみを Polyspace® で検証しなければならないことを指定します。

オプションの設定

以下のいずれかの方法を使用してオプションを設定します。

  • Polyspace ユーザー インターフェイス (デスクトップ製品のみ): プロジェクト構成で [Code Prover 検証] ノードを選択してから、このオプションを選択します。

  • Polyspace Platform ユーザー インターフェイス (デスクトップ製品のみ): プロジェクト構成の [静的解析] タブで [実行時エラー] ノードを選択してから、このオプションを選択します。最初に有効にしなければならない他のオプションについては、依存関係を参照してください。

  • コマンド ラインとオプション ファイル: オプション -class-only を使用します。コマンド ライン情報を参照してください。

このオプションを使用する理由

特定のクラス メソッドのみに解析を制限するために、このオプションを使用します。

以下のオプションを使用してこれらのメソッドを指定します。

モジュールまたはライブラリを解析する場合、main 関数が存在しないと、Code Prover によって生成されます。main 関数では、これらの 2 つのオプションを使用してクラス メソッドが呼び出され、他のオプションを使用してクラス メソッドではない関数が呼び出されます。Code Prover は、すべての入力に対するロバスト性について、これらのメソッドと関数を検証します。このオプションを使用すると、Code Prover はメソッドのみを解析します。

設定

オン

Polyspace はクラス メソッドのみを検証します。関数がコード中で定義されている場合でも、クラスのスコープ外の関数をスタブ化します。

オフ (既定の設定)

Polyspace は、クラス メソッドに加えてクラス スコープ外の関数も検証します。

依存関係

このオプションは、以下のすべてに該当する場合にのみ使用できます。

コードに main 関数が含まれている場合、このオプションは無視されます。

ヒント

次のような場合にこのオプションを使用します。

  • クラス メソッドのロバスト性の検証。このオプションを使用しないと、Polyspace は、コード内で呼び出されるメソッドを入力の組み合わせに対してのみ検証します。

  • スケーリングの場合。

コマンド ライン情報

パラメーター: -class-only
既定値: オフ
例 (Code Prover): polyspace-code-prover -sources file_name -main-generator -class-analyzer custom=myClass1,myClass2 -class-analyzer-calls unused-public -class-only
例 (Code Prover Server): polyspace-code-prover-server -sources file_name -main-generator -class-analyzer custom=myClass1,myClass2 -class-analyzer-calls unused-public -class-only