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MATLAB Coder を使用して生成されたコードに対する Polyspace 詳細オプションの構成
Polyspace® で生成されたコードを解析する前に、一部の既定のオプションを変更できます。このトピックでは、MATLAB® コードから生成されたコードの Polyspace 解析を構成する方法と構成を再利用する方法を示します。
R2025a において: Polyspace は新しい MATLAB Coder™ アプリと統合しません。Polyspace 解析を構成するには、MATLAB スクリプトを使用します。MATLAB コードから生成された C/C++ コードに対する Polyspace の実行を参照してください。
Polyspace オプションの構成
既定の Polyspace 解析では、既定のプロジェクト構成に基づいて Polyspace Code Prover™ 解析が実行されます。結果は現在の作業フォルダーの result_
という名前のフォルダーに保存されます。生成されたコードを解析するときには、project_name
pslinkoptions
オブジェクトを使用してこれらのオプションを変更できます。
opts = pslinkoptions('ec');
opts
オブジェクトのプロパティを使用します。以下に例を示します。
Bug Finder と Code Prover のいずれかを選択します。
% Run Code Prover opts.VerificationMode = 'CodeProver'; % Run Bug Finder opts.VerificationMode = 'BugFinder';
Bug Finder の実行時には、プロジェクト (
.psprj
) ファイルで構成されているチェッカーに加えて、MISRA C:2012 コーディング ルールの違反をチェックします。opts.VerificationSettings = 'PrjConfigAndMisraC2012';
出力フォルダーの名前と場所を選択します。
各実行結果を新しいフォルダーに保存するには、接尾辞を追加して出力フォルダー名を固有にします。opts.ResultDir = '\results_v1'
opts.AddSuffixToResultDir = true;
Code Prover 解析の結果が不正確になる可能性のあるオプションを MATLAB Coder が使用している場合に警告またはエラーを表示することを選択します。
opt.CheckConfigBeforeAnalysis = 'OnWarn';
たとえば、コード生成設定 [float と double を 0.0 に初期化するために memset を使用] が無効になっている場合、Code Prover は近似により不正確なオレンジ チェックを表示します。PolyspaceCode Prover のオレンジ チェック (Polyspace Code Prover)を参照してください。
オプションの詳細については、pslinkoptions
を参照してください。
構成の共有と再利用
Polyspace プロジェクト ファイル (psprj
) で Polyspace 詳細オプションを構成できます。このプロジェクト ファイルは、さまざまな Polyspace 解析でPolyspace 構成を共有するために使用できます。
生成されたコードの解析時に psprj
ファイルの構成を使用するには、プロパティ EnablePrjConfigFile
および PrjConfigFile
を使用します。
opts.EnablePrjConfigFile = true;
opts.PrjConfigFile = 'C:\Polyspace\config.psprj';
pslinkoptions
を参照してください。