MISRA C++:2023 Rule 0.1.2
説明
ルール定義
The value returned by a function shall be used 1 .
根拠
未使用の戻り値はコーディング エラーまたは見落としを示している可能性があります。
オーバーロードされた演算子は、その使用法として、戻り値を使用しない場合がある組み込み演算子をエミュレートしなければならないため、このルールから除外されます。
関数の戻り値を意図的に無視する場合は、戻り値を void にキャストします。
Polyspace 実装
チェッカーは、次の場合に違反を報告します。
関数の
void以外の型の戻り値が未使用のままで、明示的にvoid型にキャストされない場合。ラムダ、
std::functionオブジェクト、またはユーザー定義のoperator()が関数呼び出し構文を使用して呼び出され、その戻り値が未使用のままになる場合。
関数 memcpy、memset、memmove、strcpy、strncpy、strcat、strncat は、最初の引数へのポインターを返すだけなので、チェッカーはこれらの関数については違反を報告しません。
トラブルシューティング
ルール違反が想定されるものの、Polyspace® から報告されない場合は、コーディング規約違反が想定どおりに表示されない理由の診断を参照してください。
例
チェック情報
| グループ: 言語に依存しない問題 |
| カテゴリ: 必要 |
バージョン履歴
R2024b で導入
1 All MISRA coding rules and directives are © Copyright The MISRA Consortium Limited 2021.
The MISRA coding standards referenced in the Polyspace Bug Finder™ documentation are from the following MISRA standards:
MISRA C:2004
MISRA C:2012
MISRA C:2023
MISRA C++:2008
MISRA C++:2023
MISRA and MISRA C are registered trademarks of The MISRA Consortium Limited 2021.