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MISRA C++:2008 Rule 3-2-2

The One Definition Rule shall not be violated.

説明

このチェッカーは、既定の Polyspace® as You Code 解析では非アクティブにされますPolyspace as You Code 解析で非アクティブにされるチェッカー (Polyspace Access)を参照してください

ルール定義

The One Definition Rule shall not be violated. 1

根拠

One Definition Rule (定義は 1 度の規則) に違反すると、定義していない動作を引き起こします。

Polyspace 実装

チェッカーは、同じ関数またはオブジェクトに複数の定義があり、その定義の一部のトークンが異なっている状況にフラグを設定します。このチェッカーは、次のような未使用のコードでは起動されません。

  • インスタンス化されていないテンプレート

  • 呼び出されない関数 static または extern

  • 呼び出されない未定義のローカル関数

  • 未使用の型および変数

レポート内の追加のメッセージ

The One Definition Rule shall not be violated.

クラス className の宣言は One Definition Rule に違反します。

他の宣言と競合しています (fileName lineNumber)。

トラブルシューティング

ルール違反が想定されるものの、Polyspace から報告されない場合は、コーディング規約違反が想定どおりに表示されない理由の診断を参照してください。

すべて展開する

次の例では次の 2 つのファイルを使用しています。

  • file1.cpp:

    
    typedef struct S //Noncompliant
    {
       int x;
       int y;
    }S; 
    void foo(S& s){
    //...
    } 
  • file2.cpp:

    
    typedef struct S 
    {
       int y;
       int x;
    }S ; 
    void bar(S& s){
    //...
    }

この例では、file1.cppfile2.cpp の両方で構造体 S を定義しています。ただし、定義では構造体のフィールドの順序が入れ替わっています。

チェック情報

グループ: Basic Concepts
カテゴリ: 必要

バージョン履歴

R2013b で導入


1 All MISRA coding rules and directives are © Copyright The MISRA Consortium Limited 2021.

The MISRA coding standards referenced in the Polyspace Bug Finder™ documentation are from the following MISRA standards:

  • MISRA C:2004

  • MISRA C:2012

  • MISRA C:2023

  • MISRA C++:2008

  • MISRA C++:2023

MISRA and MISRA C are registered trademarks of The MISRA Consortium Limited 2021.