AUTOSAR C++14 Rule A2-7-3
All declarations of "user-defined" types, static and non-static data members, functions and methods shall be preceded by documentation
R2021a 以降
説明
ルール定義
All declarations of "user-defined" types, static and non-static data members, functions and methods shall be preceded by documentation.
根拠
このルールでは、開発者が外部から可視の宣言をドキュメント化し、宣言された型や関数のユーザーがドキュメントに基づいて想定を立てられるようにする必要があります。
開発者は宣言に先行するコメントで、関数やメソッドの使い方、パラメーターの説明、スローされる例外、その他の仕様 (二次的影響、メモリ管理、所有権など) の情報をドキュメント化することができます。
Polyspace 実装
定義の前に宣言が来る場合は、先行するコメントがない場合にチェッカーがその宣言にフラグを設定します。それ以外の場合は、チェッカーがその定義にフラグを設定します。
宣言または定義と先行するコメントの間には、最大 1 つの空行を挿入できます。
場合によっては、ルールを無効にしたり、一部の違反を正当化する必要があります。次に例を示します。
レガシ プロジェクトには、十分にドキュメント化されていない型や関数が多数含まれている場合があります。このようなプロジェクトをクリーンアップしない場合は、このルールの無効化を検討してください。
Doxygen などのコード ドキュメンテーション ツールで、データ メンバーやメンバー関数の "後ろ" にドキュメンテーション コメントを追加できます。Doxygen では、コメントの先頭を
<にすると、このツールがコメントをデータ メンバーやメンバー関数のドキュメントとして認識します。次に例を示します。ただし、Polyspace はそのような宣言や定義をルール違反と見なします。このスタイルのドキュメンテーション コメントの使用を続ける場合は、違反の正当化を検討できます。int var; /*!< Data member description*/
トラブルシューティング
ルール違反が想定されるものの、Polyspace® から報告されない場合は、コーディング規約違反が想定どおりに表示されない理由の診断を参照してください。
例
チェック情報
| グループ: 構文規則 |
| カテゴリ: Required、Automated |