AUTOSAR キャリブレーション データの変動点のエクスポート
次のものを含む AUTOSAR キャリブレーション データの変動点をエクスポートできます。
パラメーター — キャリブレーション、共有内部、インスタンス固有、または定数メモリ
インスタンスごとのメモリ— C 型または AR 型
インターランナブル変数 (IRV) — 暗黙的または明示的
キャリブレーション データをさまざまなタイプのバリアント モデルと組み合わせてモデル化できます。Variant Source ブロックおよび Variant Sink ブロック、Variant Subsystem, Variant Model, Variant Assembly Subsystem ブロックを使用して、バリアント条件をモデル化します。モデルをビルドする際、エクスポートされた AUTOSAR XML (ARXML) ファイルには、条件付きで使用されるデータ要素とその変動点が含まれます。
たとえば、サブシステムの 2 つのバリアント実装 VAR1 および VAR2 をモデル化する Variant Subsystem ブロックを含む AUTOSAR コンポーネント モデルを開くとします。
rainSensor == 1
の場合に有効となる VAR1 で、scale
という名前のパラメーターを定義し、ブロックで参照します。モデルをビルドする際、エクスポートされる ARXML にはパラメーターの変動点記述が含まれます。変動点 SHORT-LABEL で、パラメーターには vp
の接頭辞が付きます。この例では、scale
パラメーターは、バリアント条件 rainSensor == 1
が true のとき使用されることが記述に示されています。
<VARIATION-POINT> <SHORT-LABEL>vpscale</SHORT-LABEL> <SW-SYSCOND BINDING-TIME="PRE-COMPILE-TIME"><SYSC-REF DEST="SW-SYSTEMCONST"> /vss_pkg/vss_dt/SystemConstants/rainSensor</SYSC-REF> == 1</SW-SYSCOND> </VARIATION-POINT>
参考
Variant Sink | Variant Source | Variant Subsystem, Variant Model, Variant Assembly Subsystem