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siderealTime

グリニッジ平均時と見かけの恒星時

R2021a 以降

構文

thGMST = siderealTime(utcJD)

thGMST = siderealTime(utcJD, dUT1, dAT)

[thGMST,thGAST] = siderealTime(utcJD,dUT1,dAT)

説明

thGMST = siderealTime(utcJD) は、ユリウス通日として指定された特定の協定世界時(UTC) での平均恒星時を計算します。

thGMST = siderealTime(utcJD, dUT1, dAT) は、地球姿勢のパラメーターを使用して、特定の協定世界時(UTC) での平均恒星時をより高い精度で計算します。

[thGMST,thGAST] = siderealTime(utcJD,dUT1,dAT) は平均恒星時と見かけの恒星時を計算します。

メモ

見かけの恒星時を計算するには、アドオン エクスプローラーを使用してエフェメリスデータをダウンロードする必要があります。アドオン エクスプローラーを起動するには、MATLAB^® コマンド ウィンドウで「aeroDataPackage」と入力します。MATLAB デスクトップ ツールストリップで、アドオン ボタンをクリックします。

例

特定の日付のグリニッジ恒星時を計算する

この例では、2019 年 1 月 4 日の 12:00 のグリニッジ恒星時を計算する方法を示します。

jd = juliandate([2019 1 4 12 0 0]);
[thGMST, thGAST] = siderealTime(jd);

グリニッジ恒星時を1ヶ月分計算する

この例では、2019 年 1 月の 12:00 のグリニッジ恒星時を計算する方法を示します。

dates = datetime([2019 1 4 12 0 0]);
dates = dates + days(1:30)';
jdJan = juliandate(dates);
[thGMST, thGAST] = siderealTime(jdJan);

入力引数

utcJD — UTC（ユリウス通日）

スカラー

スカラーとして指定された、ユリウス通日としての協定世界時(UTC)。

ヒント

特定の日付のユリウス通日を計算するには、juliandate 関数を使用します。

データ型: double

dUT1 — CUTとUT1の違い

0 (既定値) | スカラー

協定世界時(UTC) と世界時(UT1) の差をスカラー値 (秒) で指定します。

dAT — TAIとUTCの違い

0 (既定値) | スカラー

国際原子時(TAI) と協定世界時(UTC) の差をスカラー値 (秒) で指定します。

出力引数

thGMST — グリニッジ平均恒星時

スカラー

グリニッジ平均恒星時（度単位のスカラーとして指定）。

thGAST — グリニッジの見かけの恒星時

スカラー

グリニッジ見かけの恒星時（秒単位のスカラーとして指定）。

参照

[1] Vallado, D. A. Fundamentals of Astrodynamics and Applications. alg. 1 and eqs. 1-63. New York: McGraw-Hill, 1997.

バージョン履歴

R2021a で導入

参考

ecef2eci | eci2ecef | dcmeci2ecef | CubeSat Vehicle (Aerospace Blockset)