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Aero.FixedWing.Coefficient クラス

名前空間: Aero

Aero.FixedWing航空機係数セットを作成する

R2021a 以降

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説明

Aero.FixedWing.Coefficient は、航空機の動作とボディを記述する Aero.FixedWing 係数セットを作成します。

クラスの属性

Sealed true

クラス属性の詳細については、クラスの属性を参照してください。

作成

説明

fixedWingCoefficient = Aero.FixedWing.Coefficient は、デフォルトのプロパティ値を持つ単一の Aero.FixedWing.Coefficient オブジェクトを作成します。

fixedWingCoefficient = Aero.FixedWing.Coefficient(N) は、デフォルトのプロパティ値を持つ Aero.FixedWing.Coefficient オブジェクトの N 行 N 列のマトリックスを作成します。

fixedWingCoefficient = Aero.FixedWing.Coefficient(M,N,P,...) または Aero.FixedWing.Coefficient([M N P ...]) は、デフォルトのプロパティ値を持つ M x N x P x ... の Aero.FixedWing.Coefficient オブジェクトの配列を作成します。

fixedWingCoefficient = Aero.FixedWing.Coefficient(size(A)) は、A およびすべての Aero.FixedWing.Coefficient オブジェクトと同じサイズの Aero.FixedWing.Coefficient オブジェクトを作成します。

fixedWingCoefficient = Aero.FixedWing.Coefficient(__,property,propertyValue) は、Aero.FixedWing.Coefficient 配列オブジェクトのそれぞれに property、propertyValue のペアを適用した Aero.FixedWing.Coefficient オブジェクトの配列を作成します。プロパティの一覧については、プロパティを参照してください。

入力引数

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`N` — 固定翼係数オブジェクトの数
スカラー

固定翼係数オブジェクトの数。スカラーとして指定されます。

`M` — 固定翼係数オブジェクトの数
スカラー

固定翼係数オブジェクトの数。スカラーとして指定されます。

`P` — 固定翼係数オブジェクトの数
スカラー

固定翼係数オブジェクトの数。スカラーとして指定されます。

`A` — 固定翼係数物体の大きさ
スカラー

固定翼係数オブジェクトのサイズ。スカラーとして指定します。

プロパティ

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パブリックプロパティ

`Table` — 係数値
6行N列の表

6行N列のテーブルで指定された係数値。テーブル内の各行は、StateOutput プロパティのメンバーであり、同じ順序である必要があります。

Table プロパティを設定すると、Values プロパティと StateVariables の内容も Table プロパティ変数に設定されます。Simulink.LookupTable オブジェクトと定数値を同じ列に配置するには、setCoefficient を使用するか、Values プロパティの目的の内容を設定します。Table プロパティを設定しても、 ReferenceFrame は設定されません。

メモ

テーブルには列ごとに 1 つのデータ型が必要です。特定の列に定数値と Simulink.LookupTable オブジェクトの両方がある場合、Table プロパティは定数を Simulink.LookupTable オブジェクトに自動的に変換します。

属性:

`GetAccess`	`public`
`SetAccess`	`public`

データ型: double

`Values` — 係数値
6行N列のセル配列

係数値。6 行 N 列のセル配列として指定されます。セル配列の各エントリは、StateOutput (行) および StateVariable (列) プロパティに対応する単一の係数値である必要があります。各係数値は、スカラー数値、Aero.Aircraft.CompositeCoefficient、または Simulink.LookupTable オブジェクトである必要があります。値が Simulink.LookupTable オブジェクトの場合、各ブレークポイントの FieldName は Aero.FixedWing.State オブジェクトの有効なプロパティである必要があります。

Table プロパティとは異なり、Values は列ごとに 1 つのデータ型である必要があります。

属性:

`GetAccess`	`public`
`SetAccess`	`public`

データ型: double

`StateVariables` — 状態変数名
`'Zero'` (既定値) | 1 行 N 列のベクトル

状態変数名。1 行 N 列の文字列ベクトルとして指定されます。このプロパティの各エントリは、Values プロパティの列に対応します。StateVariables の各エントリは、Aero.FixedWing.State オブジェクト内の有効なプロパティである必要があります。状態変数を追加すると、Values セル配列の末尾にゼロの列が追加されます。

属性:

`GetAccess`	`public`
`SetAccess`	`public`

データ型: char | string

`ReferenceFrame` — 係数の参照フレーム
`Wind` (既定値) | `Body` | `Stability`

係数の参照フレーム。Wind、Body、または Stability として指定され、次の出力があります。

基準座標系	係数出力
Wind	力: ドラッグ（CD） Y (CY) リフト（CL）
Wind	瞬間: L（塩素）メートル（センチメートル） N（カン）
本文	力: エックス（CX） Y (CY) Z（チェコ語）
本文	瞬間: L（塩素）メートル（センチメートル） N（カン）
安定性	力: ドラッグ（CD） Y (CY) リフト (Cn)
安定性	瞬間: L（塩素）メートル（センチメートル） N（カン）

Wind テーブルの例:

係数	ステート
`CD`	`state`
`CY`	`state`
`CL`	`state`
`Cl`	`state`
`Cm`	`state`
`Cn`	`state`

Body テーブルの例:

係数	ステート
`CX`	`state`
`CY`	`state`
`CZ`	`state`
`Cl`	`state`
`Cm`	`state`
`Cn`	`state`

Stability テーブルの例:

係数	ステート
`CD`	`state`
`CY`	`state`
`CL`	`state`
`Cl`	`state`
`Cm`	`state`
`Cn`	`state`

属性:

`GetAccess`	`public`
`SetAccess`	`public`

データ型: char | string

`MultiplyStateVariables` — 状態変数に係数を掛けるオプション
`on` (既定値) | `off`

力とモーメントを計算するときに、係数を状態変数で乗算するオプション。係数を状態変数で乗算するには、このプロパティを 'on' に設定します。それ以外の場合は、このプロパティを 'off' に設定します。

属性:

`GetAccess`	`public`
`SetAccess`	`public`

データ型: char | string

`NonDimensional` — 係数が無次元であることを指定するオプション
`on` (既定値) | `off`

無次元係数を指定するオプション。無次元係数を指定するには、このプロパティを 'on' に設定します。それ以外の場合は、このプロパティを 'off' に設定します。

属性:

`GetAccess`	`public`
`SetAccess`	`public`

データ型: char | string

`Properties` — `Aero.Aircraft.Properties` オブジェクト
スカラー

スカラーとして指定された Aero.Aircraft.Properties オブジェクト。

属性:

`GetAccess`	`public`
`SetAccess`	`public`

保護プロパティ

`StateOutput` — 現在の状態出力
6行1列のベクトル

現在の状態出力。次の 6 行 1 列のベクトルのいずれかとして返されます。

Wind	本文	安定性
`CD`	`CX`	`CD`
`CY`	`CY`	`CY`
`CL`	`CZ`	`CL`
`Cl`	`Cl`	`Cl`
`Cm`	`Cm`	`Cm`
`Cn`	`Cn`	`Cn`

このプロパティは ReferenceFrame に依存します。

属性:

`GetAccess`	`アクセスを制限`
`SetAccess`	`protected`

データ型: char | string

メソッド

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パブリックメソッド

`getCoefficient`	固定翼係数オブジェクトから係数値を取得する
`setCoefficient`	固定翼係数オブジェクトの係数値を設定する
`update`	Update `Aero.FixedWing.Coefficient` object

例

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固定翼オブジェクトの作成と使用

ライブスクリプトを開く

固定翼オブジェクト航空機の動的動作と現在の状態を作成して設定します。

固定翼オブジェクトを作成します。

aircraft = Aero.FixedWing()

aircraft = 
  FixedWing with properties:

        ReferenceArea: 0
        ReferenceSpan: 0
      ReferenceLength: 0
         Coefficients: [1x1 Aero.FixedWing.Coefficient]
     DegreesOfFreedom: "6DOF"
             Surfaces: [1x0 Aero.FixedWing.Surface]
              Thrusts: [1x0 Aero.FixedWing.Thrust]
          AspectRatio: NaN
           Properties: [1x1 Aero.Aircraft.Properties]
           UnitSystem: "Metric"
    TemperatureSystem: "Kelvin"
          AngleSystem: "Radians"

航空機の動的動作を定義するには、その係数を設定します。

aircraft = setCoefficient(aircraft, "CD", "Zero", 0.27)

aircraft = 
  FixedWing with properties:

        ReferenceArea: 0
        ReferenceSpan: 0
      ReferenceLength: 0
         Coefficients: [1x1 Aero.FixedWing.Coefficient]
     DegreesOfFreedom: "6DOF"
             Surfaces: [1x0 Aero.FixedWing.Surface]
              Thrusts: [1x0 Aero.FixedWing.Thrust]
          AspectRatio: NaN
           Properties: [1x1 Aero.Aircraft.Properties]
           UnitSystem: "Metric"
    TemperatureSystem: "Kelvin"
          AngleSystem: "Radians"

航空機の現在の状態を定義します。

state = Aero.FixedWing.State("Mass", 500)

state = 
  State with properties:

                    Alpha: 0
                     Beta: 0
                 AlphaDot: 0
                  BetaDot: 0
                     Mass: 500
                  Inertia: [3x3 table]
          CenterOfGravity: [0 0 0]
         CenterOfPressure: [0 0 0]
              AltitudeMSL: 0
             GroundHeight: 0
                       XN: 0
                       XE: 0
                       XD: 0
                        U: 50
                        V: 0
                        W: 0
                      Phi: 0
                    Theta: 0
                      Psi: 0
                        P: 0
                        Q: 0
                        R: 0
                   Weight: 4905
              AltitudeAGL: 0
                 Airspeed: 50
              GroundSpeed: 50
               MachNumber: 0.1469
             BodyVelocity: [50 0 0]
           GroundVelocity: [50 0 0]
                       Ur: 50
                       Vr: 0
                       Wr: 0
          FlightPathAngle: 0
              CourseAngle: 0
     InertialToBodyMatrix: [3x3 double]
     BodyToInertialMatrix: [3x3 double]
         BodyToWindMatrix: [3x3 double]
         WindToBodyMatrix: [3x3 double]
    BodyToStabilityMatrix: [3x3 double]
    StabilityToBodyMatrix: [3x3 double]
          DynamicPressure: 1.5312e+03
              Environment: [1x1 Aero.Aircraft.Environment]
            ControlStates: [1x0 Aero.Aircraft.ControlState]
         OutOfRangeAction: "Limit"
         DiagnosticAction: "Warning"
               Properties: [1x1 Aero.Aircraft.Properties]
               UnitSystem: "Metric"
        TemperatureSystem: "Kelvin"
              AngleSystem: "Radians"

航空機にかかる力とモーメントを計算します。

[F, M] = forcesAndMoments(aircraft, state)

制限

係数テーブルに Simulink.LookupTable オブジェクトが含まれている場合、このクラスには Simulink^® ライセンスが必要です。
Aero.FixedWing.Coefficient をサブクラス化することはできません。

バージョン履歴

R2021a で導入

参考

クラス

Aero.FixedWing | Aero.FixedWing.Surface | Aero.FixedWing.Thrust | Aero.Aircraft.CompositeCoefficient | Simulink.LookupTable (Simulink)

メソッド

setCoefficient

Aero.FixedWing.Coefficient クラス

説明

クラスの属性

作成

説明

入力引数

N — 固定翼係数オブジェクトの数 スカラー

M — 固定翼係数オブジェクトの数 スカラー

P — 固定翼係数オブジェクトの数 スカラー

A — 固定翼係数物体の大きさ スカラー

プロパティ

パブリック プロパティ

Table — 係数値 6行N列の表

属性:

Values — 係数値 6行N列のセル配列

属性:

StateVariables — 状態変数名 'Zero' (既定値) | 1 行 N 列のベクトル

属性:

ReferenceFrame — 係数の参照フレーム Wind (既定値) | Body | Stability

属性:

MultiplyStateVariables — 状態変数に係数を掛けるオプション on (既定値) | off

属性:

NonDimensional — 係数が無次元であることを指定するオプション on (既定値) | off

属性:

Properties — Aero.Aircraft.Properties オブジェクト スカラー

属性:

保護プロパティ

StateOutput — 現在の状態出力 6行1列のベクトル

属性:

メソッド

パブリック メソッド

例

固定翼オブジェクトの作成と使用

制限

バージョン履歴

参考

クラス

メソッド

`N` — 固定翼係数オブジェクトの数
スカラー

`M` — 固定翼係数オブジェクトの数
スカラー

`P` — 固定翼係数オブジェクトの数
スカラー

`A` — 固定翼係数物体の大きさ
スカラー

パブリックプロパティ

`Table` — 係数値
6行N列の表

`Values` — 係数値
6行N列のセル配列

`StateVariables` — 状態変数名
`'Zero'` (既定値) | 1 行 N 列のベクトル

`ReferenceFrame` — 係数の参照フレーム
`Wind` (既定値) | `Body` | `Stability`

`MultiplyStateVariables` — 状態変数に係数を掛けるオプション
`on` (既定値) | `off`

`NonDimensional` — 係数が無次元であることを指定するオプション
`on` (既定値) | `off`

`Properties` — `Aero.Aircraft.Properties` オブジェクト
スカラー

`StateOutput` — 現在の状態出力
6行1列のベクトル

パブリックメソッド