biplot
バイプロット
説明
biplot(
は、行列 coefs
)coefs
内の係数のバイプロットを作成します。バイプロットは、coefs
の列数が 2 の場合は 2 次元、3 の場合は 3 次元になります。バイプロットの座標軸は coefs
の列を、バイプロットのベクトルは coefs
の行 (観測された変数) を表します。
biplot(
では、1 つ以上の名前と値のペアの引数を使用して追加オプションを指定します。たとえば、coefs
,Name,Value
)'Positive','true'
を指定すると、バイプロットを正の象限 (2 次元または 3 次元) に制限できます。
は、h
= biplot(___)biplot
で作成されるグラフィックス オブジェクトへのハンドルの列ベクトルを返します。h
を使用して、特定のグラフィックス オブジェクトのプロパティのクエリと変更を行います。詳細については、グラフィックス オブジェクトのプロパティを参照してください。
例
入力引数
出力引数
ヒント
大規模なデータ セットや多数の変数を含むデータ セットを扱うときは、グラフィックス ハンドルを割り当てずに
biplot
を呼び出すことでパフォーマンスを高めることができます。この場合、個々のハンドルにそれらのタグを使用してアクセスします。以下に例を示します。gca().Children
ans = 5×1 Line array: Text (varlabel) Line (obsmarker) Line (axisline) Line (varmarker) Line (varline)
h = findobj(gca,"Tag","axisline")
新しい軸のライン スタイルを設定します。h = Line (axisline) with properties: Color: [0 0 0] LineStyle: '-' LineWidth: 1 Marker: 'none' MarkerSize: 1 MarkerFaceColor: 'none' XData: [-0.9395 0.9395 NaN 0 0] YData: [0 0 NaN -0.9395 0.9395] ZData: [1×0 double] Show all properties
h.LineStyle = ":";
アルゴリズム
バイプロットを使用すると、最初の 2 つまたは 3 つの主成分に対する各変数の寄与の大きさおよび符号を可視化することと、これらの主成分に関して各観測値を表すことができます。関数 biplot
は、以下を行います。
符号規則を適用して、
coefs
の各列で大きさが最大である要素を正にします。この処理により、coefs
のベクトルの一部が逆方向に反転しますが、多くの場合はプロットが読みやすくなります。係数ベクトルの符号を変更しても意味は変わらないため、プロットの解釈は影響を受けません。プロットに収まるようにスコアをスケーリングします。つまり、各スコアをすべてのスコアの最大絶対値で除算してから、
coefs
の最大係数長を乗算します。次に、biplot
は係数の符号規則に従ってスコア座標の符号を変更します。
バージョン履歴
R2006a より前に導入